設定スクリプトを実行するデータベースユーザは、同期中に Mobile Link システムテーブルを更新するユーザと同じである必要があります。このユーザを使用して Mobile Link サーバを起動したり、Mobile Link アプリケーションを設定したりします。
必要な権限を参照してください。
Mobile Link サーバを統合データベースに接続するために使用される RDBMS ユーザは、Mobile Link システムテーブル、プロシージャなどを修飾子なしで使用できる必要があります (SELECT * from ml_user など)。
Mobile Link サーバのシステムテーブルを参照してください。
Mobile Link サーバのログイン ID には、SAP Sybase IQ の SP_IQTRANSACTION システムプロシージャに対する EXECUTE 権限が必要です。
SAP Sybase IQ を Mobile Link 統合データベースとして動作するよう設定するには、設定プロシージャを実行して、Mobile Link 同期に必要な Mobile Link システムテーブル、ストアドプロシージャ、トリガ、ビューを追加する必要があります。次のような方法で実行できます。
SAP Sybase IQ ストアに定義されている同期テーブルを変更するアップロードデータがアップロードに含まれている場合、および Mobile Link サーバが同時処理する複数のデータベースワーカスレッドで実行されている場合には、すべてのアップロードを直列化する必要があります。SAP
Sybase IO 15 サーバでは、SAP Sybase IQ ストアの指定のテーブルを指定の時刻に修正する場合、それを 1 つの接続でしか行うことができないからです。
LOCK TABLE table_name IN WRITE MODE WAIT time_string
ここで、table_name は SAP Sybase IQ ストアに定義されたテーブルの名前を表しており、time_string はテーブルをロックする最長期間を表します。次のような簡単なテーブルを定義できます。
create table coordinate_upload ( c1 int )
テーブルにはデータがなくてもかまいません。
(Mobile Link サーバ、またはその他の SAP Sybase IQ データベースへの接続で発生する) SAP Sybase IQ テーブルを変更するすべてのトランザクションはシリアル化する必要があります。Mobile Link サーバのトランザクションについて、前述したロジックを同じように使用できます。この方法は、それぞれのトランザクションについて
Mobile Link サーバが自動的に再試行する場合より効率がよいため、パフォーマンスの向上につながります
SAP Sybase IQ 統合データベースの同期モデルを作成する場合、SAP Sybase IQ テーブルのテーブルのマッピングのデフォルトはダウンロード専用となります。マッピングを双方向またはアップロード専用に変更した場合、それらの SAP
Sybase IQ テーブルに対する変更がシリアル化されるようにする必要があります。たとえば、前述の説明のとおり begin_upload イベントを追加します。