統合データベースでは、ファイルベースのダウンロード用のスクリプトバージョンを新規に作成し、既存の同期システムに必要なスクリプトを実装します。アップロードスクリプトは必要ありません。このスクリプトバージョンは、ファイルベースのダウンロードのみに使用されます。このスクリプトバージョンの場合、パラメータとして Mobile Link ユーザ名を利用するすべてのスクリプトは、リモートデータベースのグループを示す Mobile Link ユーザ名をパラメータとして利用します。これは、ファイル定義データベースで定義されているユーザ名です。
定義した各スクリプトバージョンには、begin_publication スクリプトを実装します。
タイムスタンプベースのダウンロードの場合は、各スクリプトバージョンに modify_last_download_timestamp スクリプトを実装します。このスクリプトの実装方法は、各ダウンロードファイルで送信するデータ量によって異なります。たとえば、グループのユーザによる前回の正常なダウンロードの時刻の中で最も早いものを使用する方法があります。このスクリプトに渡される ml_username パラメータは、実際にはグループ名です。
Microsoft SQL Server 統合データベースからファイルベースのダウンロードファイルを生成する場合は、Mobile Link サーバで -dsd オプションを使用することを強くおすすめします。-dsd オプションを使用しないと、リモートでファイルベースのダウンロードファイルを適用できないことがあり、次のようなエラーが通知されます。「パブリケーション <publication> の最終ダウンロード時間は <timestamp> です。ダウンロードファイルの次の最終ダウンロード時間は <timestamp> でした。ダウンロードファイルの次の最終ダウンロード時刻がサブスクリプションの最終ダウンロード時刻の前である場合は、ダウンロードファイルを適用できません。」
一般的に、リモートデータベースでダウンロードファイルを適用できなくなる頻度は、リモートデータベースで通常の (接続済み) 同期を実行する頻度と統合データベースでの同時アクティビティの量に比例します。
-dsd mlsrv16 オプションを参照してください。
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