エージェントは、デバイス上のリモートタスクの実行を管理します。実行予定のタスクと、タスクの実行結果をエージェントデータベースに保存します。エージェントは、通常の Mobile Link 同期を使用して、エージェントデータベースを同期します。同期中には、実行する新しいタスクを受信し、実行されたタスクに関する情報をアップロードします。
エージェントは、次の時点でエージェントデータベースを同期します。
エージェントが起動される。
エージェントが、エージェントデータベースの同期を指示する通知をサーバから受信する。エージェントはサーバからの通知を受信し、その時点でエージェントデータベースを起動します。
最後の同期の実行後に、ユーザが指定した時間が経過した。
タスクの完了直後にステータスを送信するよう設定されたタスクが完了した。
エージェントはマルチスレッドであるため、複数のタスクを並列して実行できます。タスクは、「最終」ステータスに到達した後にのみ削除されます。最終ステータスには、成功、失敗、失効、キャンセルがあります。タスクが最終ステータスに到達するのは、「排他実行」または「即時実行」のタスクが成功または失敗するか、スケジュールされたタスクが失効するかサーバでキャンセルされた場合のみです。オンデマンドタスクは、キャンセルされないかぎり最終ステータスには到達しません。オンデマンドタスクはエージェントに残り、サーバ起動要求 (SIRT) によって実行されます。
次の図は、エージェントとの間の通信のフローを示します。
クライアントデバイスでの Mobile Link エージェント
Sybase Central の Mobile Link エージェント
エージェントの認証
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