SAP HANA データベースサーバのデータ型マッピング

SAP HANA の統合データ型へのマッピング

次の表は、SQL Anywhere および Ultra Light のリモートデータ型がどのように SAP HANA の統合データ型にマッピングされるかを示します。たとえば、リモートデータベースの LONG VARBIT 型のカラムは、統合データベースでは CLOB 型である必要があります。

SQL Anywhere または Ultra Light のデータ型	SAP HANA のデータ型	注意
BIT	TINYINT
TINYINT	TINYINT
SMALLINT	SMALLINT
UNSIGNED SMALLINT	INTEGER
INTEGER	INTEGER
UNSIGNED INTEGER	BIGINT
BIGINT	BIGINT
UNSIGNED BIGINT	DECIMAL(20,0)
DECIMAL(p,s)	DECIMAL(p,s)
NUMERIC(p,s)	DECIMAL(p,s)
FLOAT	FLOAT	SAP HANA からデータをダウンロードするテーブルがあるリモートデータベースでは、FLOAT データ型の使用を避けてください。
REAL	REAL	SAP HANA からデータをダウンロードするテーブルがあるリモートデータベースでは、REAL データ型の使用を避けてください。
DOUBLE	DOUBLE
SMALLMONEY	DECIMAL(10,4)
MONEY	DECIMAL(19,4)
DATE	DATE
TIME	TIME	SAP HANA の TIME データ型には小数点以下の秒がないので、このデータ型を使用すると SQL Anywhere および Ultra Light の小数点以下の秒を保持できません。問題を回避するには、小数点以下の秒を使用しないでください。
SMALLDATETIME	TIMESTAMP
DATETIME	TIMESTAMP
TIMESTAMP	TIMESTAMP
TIMESTAMP WITH TIME ZONE	VARCHAR(34)	SAP HANA に対応するデータ型がありません。したがって、TIMESTAMP WITH TIME ZONE カラムを VARCHAR(34) カラムにマッピングする必要があります。アップロード時、Mobile Link サーバは、データを 'yyyy-mm-dd hh:nn:ss.ssssss [+\|-]hh:nn' フォーマットの文字列に変換してから統合データベースに適用します。ダウンロード時は、データを文字列から TIMESTAMP WITH TIME ZONE に変換します。エラーおよび同期の失敗を回避するには、統合データベース内のデータがこのフォーマットに従っていることを確認します。
CHAR(n<=5000)	VARCHAR(n)
CHAR(n>5000)	CLOB
VARCHAR(n<=5000)	VARCHAR(n)
VARCHAR(n>5000)	CLOB
LONG VARCHAR	CLOB
NCHAR(n<=5000)	NVARCHAR
NCHAR(n>5000)	NCLOB
NVARCHAR(n<=5000)	NVARCHAR(n)
NVARCHAR(n>5000)	NCLOB
LONG NVARCHAR	NCLOB
BINARY(n<=5000)	VARBINARY(n)
BINARY(n>5000)	BLOB
VARBINARY(n<=5000)	VARBINARY(n)
VARBINARY(n>5000)	BLOB
LONG BINARY	BLOB
VARBIT(n<=5000)	VARCHAR(n)
VARBIT(n>5000)	CLOB
LONG VARBIT	CLOB
GUID	VARCHAR(40)
GEOMETRY		サポートされていません。

SQL Anywhere または Ultra Light のリモートデータ型へのマッピング

次の表は、SAP HANA の統合データ型がどのように SQL Anywhere および Ultra Light のリモートデータ型にマッピングされるかを示します。たとえば、統合データベースの ALPHANUM(n) 型のカラムは、リモートデータベースでは VARCHAR(n) 型である必要があります。

SAP HANA のデータ型	SQL Anywhere または Ultra Light のデータ型	注意
TINYINT	TINYINT
SMALLINT	SMALLINT
INTEGER	INTEGER
BIGINT	BIGINT
SMALLDECIMAL	DECIMAL(p,s)	SQL Anywhere の DECIMAL では、p は 1 ～ 127 であり、s は常に p 以下です。SAP HANA では、p は 1 ～ 16 であり、s は -369 ～ 368 です。
DECIMAL(p,s)	DECIMAL(p,s)	SQL Anywhere の DECIMAL では、p は 1 ～ 127 であり、s は常に p 以下です。SAP HANA では、p は 1 ～ 34 であり、s は -6111 ～ 6176 です。
FLOAT	DOUBLE	SAP HANA では、FLOAT および REAL が DOUBLE に昇格されます。
REAL	DOUBLE	SAP HANA では、FLOAT および REAL が DOUBLE に昇格されます。
DOUBLE	DOUBLE
DATE	DATE
TIME	TIME	SAP HANA の TIME データ型には小数点以下の秒がないので、このデータ型を使用すると SQL Anywhere および Ultra Light の小数点以下の秒を保持できません。問題を回避するには、小数点以下の秒を使用しないでください。
SECONDDATE	TIMESTAMP	SAP HANA の SECONDDATE データ型には小数点以下の秒がないので、このデータ型を使用すると SQL Anywhere および Ultra Light の小数点以下の秒を保持できません。問題を回避するには、小数点以下の秒を使用しないでください。
TIMESTAMP	TIMESTAMP
VARCHAR(n)	VARCHAR(n)
NVARCHAR(n)	NVARCHAR(n)
ALPHANUM(n)	VARCHAR(n)
VARBINARY(n)	VARBINARY(n)
CLOB	LONG VARCHAR
NCLOB	LONG NVARCHAR
BLOB	LONG BINARY

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