サーバの起動時に自動的にロードされる起動クラスを定義できます。この機能の目的は、最初の同期の前に Mobile Link サーバが Java VM を起動する時点で実行される Java コードを記述できるようにすることです。つまり、ユーザ同期要求の前に、接続の作成またはデータのキャッシュを実行できます。
この操作を行うには、mlsrv16 -sl java オプションの DMLStartClasses オプションを使用します。たとえば、次に示すのは mlsrv16 コマンドラインの一部です。mycl1 と mycl2 が起動クラスとしてロードされます。
-sl java(-DMLStartClasses=com.test.mycl1,com.test.mycl2) |
クラスはリスト内の順序でロードされます。同じクラスがリストに 2 回以上指定されている場合は、複数のインスタンスが作成されます。
起動クラスはすべてパブリックにしてください。また、引数を受け付けないか、ianywhere.ml.script.ServerContext 型の引数を 1 つ受け入れるパブリックコンストラクタが必要です。
ロードされた起動クラスの名前は、「Java 起動クラス classname がロードされました。」というメッセージとともに Mobile Link ログに出力されます。
Java VM オプションの詳細については、-sl java mlsrv16 オプションを参照してください。
サーバ起動時に構築される起動クラスを表示する方法については、ServerContext.getStartClassInstances メソッド [Mobile Link サーバ Java]を参照してください。
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