SQL スクリプトでは、名前または疑問符を使用してイベントパラメータを指定できます。疑問符の使用は推奨されなくなりました。名前付きパラメータを使用することをおすすめします。1 つのスクリプト内で名前と疑問符を混在させることはできません。疑問符を使用する場合、パラメータは以下に示す順に指定する必要があり、後続のパラメータが指定されていない場合のみ省略可能です (たとえば、パラメータ 2 を使用する場合は、パラメータ 1 を使用してください)。名前付きパラメータを使用する場合は、パラメータの任意のサブセットを任意の順に指定できます。

なし。

upload_fetch スクリプトは、upload_update イベントに対応します。

結果セットのカラムは、このテーブルについてリモートデータベースからアップロードされるカラムの数や順序と一致します。返される値がアップロードされるローの更新前のイメージと一致しないと、競合が識別されます。

upload_fetch スクリプトでは READPAST テーブルヒントを使用しないでください。スクリプトが READPAST を使用してロックされたローをスキップした場合、同期論理は、そのローが削除されたものとみなします。これにより、定義したスクリプトに応じて、アップロードされた更新が無視されるか、または競合解決がトリガされます。更新の無視は、許容されない動作であることが多く、問題になる場合があります。実装している解決論理によっては、競合解決がトリガされても問題にならない場合があります。

リモートデータベースのテーブルごとに、upload_fetch または upload_fetch_column_conflict スクリプトを 1 つのみ指定できます。

このスクリプトは SQL で実装してください。 Java または .NET のローの処理については、ダイレクトローハンドリングを参照してください。

このスクリプトは、次のスクリプトがいずれも定義されていない場合、無視できます。upload_new_row_insert、upload_old_row_insert、および resolve_conflict。

• データスクリプト
• スクリプトのパラメータ
• スクリプトの追加と削除
• 競合検出
• resolve_conflict テーブルイベント
• upload_delete テーブルイベント
• upload_insert テーブルイベント
• upload_update テーブルイベント
• FROM 句の「Mobile Link 同期で READPAST を使用」

次の SQL スクリプトは、Contact の例から抜粋したもので、%SQLANYSAMP16%\MobiLink\Contact\build_consol.sql にあります。リモートデータベースの Product テーブル内で更新されるローのアップロード時に発生する競合を識別するために使用されます。このスクリプトは、テーブル Product からローを選択しますが、統合データベースとリモートデータベースのスキーマによっては、2 つのテーブルの名前が一致しない場合があります。

CALL ml_add_table_script(
  'ver1',
  'Product',
  'upload_fetch',
  'SELECT id, name, size, quantity, unit_price
   FROM Product 
   WHERE id={ml r.id}' )