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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Mobile Link クイックスタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:リモートデータベースの集中管理の使用

 

レッスン 3:Mobile Link サーバの起動

このレッスンでは、Mobile Link サーバを起動します。Mobile Link サーバは、各リモートデバイスの統合データベースとエージェントデータベースの間において、リモートデータベースのデータの同期と、タスクおよびタスク結果の同期の両方を実行するために必要となります。

前提条件

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:統合データベースの作成を参照してください。

このレッスンでは、このチュートリアルの冒頭の「権限」セクションに一覧になっているロールおよび権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:リモートデータベースの集中管理の使用

内容と備考

既存の同期システムがある場合は、サーバがすでに稼働しているため、この項を省略してもかまいません。ただし、サーバコマンドラインで -ftr オプションと -ftru オプションが指定されていることを確認してください。これらのオプションは、リモートデバイスにファイルをダウンロードしたり、リモートデバイスからファイルをアップロードしたりする場合に必要です。

 ♦ タスク
  • コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

    md c:\cadmin_demo\consolidated\upload
    md c:\cadmin_demo\consolidated\download 
    cd c:\cadmin_demo\consolidated
    start mlsrv16.exe -c "DSN=cadmin_tutorial_consol;UID=DBA;PWD=sql" -ftr download -ftru upload -x tcpip(port=2439) -v+ -ot mlsrv.txt
    cd ..

    次に、使用するオプションの概要を示します。

    • -c   統合データベースに接続するために Mobile Link で使用される接続パラメータを指定します。

    • -ftr   Mobile Link でダウンロードするファイルを検索するディレクトリを指定します。

    • -ftru   Mobile Link でアップロードされたファイルを保存するディレクトリを指定します。

    • -x   同期クライアントを Mobile Link サーバに接続する方法を定義する通信パラメータを指定します。

    • -v+   最大冗長を指定します。この設定はデバッグに役立ちますが、運用環境ではパフォーマンスが低下する場合があります。

    • -ot   Mobile Link 出力メッセージが記録されるファイルを指定します。

結果

Mobile Link サーバが起動され、リモートデバイスからアップロードまたはリモートデバイスにダウンロードされるファイルが入るアップロードディレクトリおよびダウンロードディレクトリが作成されます。

次の手順

レッスン 4:Mobile Link ユーザの定義に進みます。