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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Mobile Link クイックスタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:Adaptive Server Enterprise 統合データベースと Mobile Link の使用

 

レッスン 10:同期

このレッスンでは、dbmlsync ユーティリティを使用して、リモートクライアントを初めて同期します。

前提条件

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:スキーマの設計を参照してください。

このレッスンでは、このチュートリアルの冒頭の「パーミッションと権限」セクションに一覧になっているロールおよび権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:Adaptive Server Enterprise 統合データベースと Mobile Link の使用

内容と備考

dbmlsync は、リモートデータベースに接続し、リモートデータベースから同期情報をロードし、トランザクションログをスキャンして、アップロードデータを生成します。次に、dbmlsync は、Mobile Link サーバに接続し、Mobile Link サーバにより認証されると、リモートデータベースのパブリケーションに基づいてリモートデータベースと統合データベースを同期するのに必要なすべてのアップロードとダウンロードを実行します。

 ♦ タスク
  • コマンドプロンプトで、次のコマンドをすべて 1 行に入力して実行します。

    dbmlsync -c "SERVER=remote_eng;DBN=remote_db;UID=DBA;PWD=sql;"
        -n sync_ase_publication
        -u ase_remote -mp ase_pass
    • dbmlsync   同期アプリケーション。

    • SERVER   リモートデータベースサーバ名を指定します。

    • DBN   リモートデータベース名を指定します。

    • UID   リモートデータベースへの接続に使用するユーザ名を指定します。

    • PWD   リモートデータベースへの接続に使用するパスワードを指定します。

    • sync_ase_publication   同期の実行に使用するリモートデバイスのパブリケーション名。(このパブリケーションは [同期モデル作成ウィザード] で作成されています。)

    • ase_remote   Mobile Link サーバによる認証に使用するユーザ名。

    • ase_pass   Mobile Link サーバによる認証に使用するパスワード。

    注意

    別のコンピュータにある dbmlsync アプリケーションを Mobile Link サーバから実行している場合、Mobile Link サーバのロケーションを指定する引数も渡す必要があります。

結果

[SQL Anywhere Mobile Link クライアントのメッセージ] ウィンドウに同期の進行状況が表示されます。このコマンドが正常に実行されると、dbmlsync アプリケーションによりリモートデータベースに統合データベースの情報のサブセットが格納されます。

同期が失敗した場合は、dbmlsync アプリケーションに渡す接続情報、および Mobile Link ユーザ名とパスワードを確認します。それでも失敗する場合は、使用したパブリケーション名を確認し、統合データベースと Mobile Link サーバが実行中であることを確認します。また、同期ログ (サーバ、クライアントとも) の内容を確認することもできます。

 参照