OE データベースは Mobile Link で使用できるよう変更する必要があります。ユーザ定義型として作成されたカラムは削除されます。これらのユーザ定義型を SQL Anywhere が認識できる型に変換することもできますが、このチュートリアルではこの操作は行いません。また、Mobile Link では OE のクレデンシャルを使用してトリガを作成する必要があるため、トリガを作成するためのパーミッションを OE ユーザに付与する必要があります。
前提条件
このチュートリアルでは、OE (注文エントリ) サンプルデータベースがインストールされていることを前提としています。このサンプルスキーマのインストールについては、 http://docs.oracle.com/cd/B14117_01/server.101/b10771.pdf の Oracle のマニュアルを参照してください。
このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:スキーマの設計を参照してください。
このレッスンでは、このチュートリアルの冒頭の「パーミッションと権限」セクションに一覧になっているロールおよび権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:Oracle Database 10g での Mobile Link の使用
内容と備考
Oracle 11g 用のサンプルスキーマのインストールについては、 http://docs.oracle.com/cd/B28359_01/server.111/b28328.pdf の Oracle のマニュアルを参照してください。
SYSDBA 権限を持つ SYS ユーザとして、Oracle SQL Plus アプリケーションを使用して接続します。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
sqlplus SYS/your password for sys as SYSDBA |
ユーザ定義型として作成されたカラムを削除するには、次の文を実行します。
ALTER TABLE OE.CUSTOMERS DROP COLUMN CUST_ADDRESS; ALTER TABLE OE.CUSTOMERS DROP COLUMN PHONE_NUMBERS; ALTER TABLE OE.CUSTOMERS DROP COLUMN CUST_GEO_LOCATION; ALTER TABLE OE.PRODUCT_INFORMATION DROP COLUMN WARRANTY_PERIOD; |
OE ユーザのロックを解除し、パスワードを sql に設定するには、次の文を実行します。
ALTER USER OE IDENTIFIED BY sql ACCOUNT UNLOCK; |
OE ユーザがトリガを作成できるようにするには、次の文を実行します。
GRANT CREATE ANY TRIGGER TO OE; |
orders_customer 外部キーを削除して、CUSTOMERS テーブルの customer_id を参照する新しい外部キーを作成するには、次のコマンドを実行します。
ALTER TABLE OE.ORDERS DROP CONSTRAINT ORDERS_CUSTOMER_ID_FK; ALTER TABLE OE.ORDERS ADD CONSTRAINT ORDERS_CUSTOMER_ID_FK FOREIGN KEY (CUSTOMER_ID) REFERENCES OE.CUSTOMERS (CUSTOMER_ID); |
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |