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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Mobile Link クイックスタート » Mobile Link チュートリアル » チュートリアル:Oracle Database 10g での Mobile Link の使用

 

レッスン 6:同期モデルの変更

このレッスンでは、新規 Mobile Link プロジェクトの作成時に構築された統合データベースの同期モデルを変更します。

前提条件

このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:スキーマの設計を参照してください。

このレッスンでは、このチュートリアルの冒頭の「パーミッションと権限」セクションに一覧になっているロールおよび権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:Oracle Database 10g での Mobile Link の使用

 ♦ タスク
  1. oracle_remote_schema 同期モデルを右クリックして、[プロパティ] を選択します。

  2. 最初のフィールドに sync_oracle と入力します。

  3. 次のタスクを実行します。

    1. [パブリケーション名] フィールドに、sync_oracle_publication と入力します。

    2. [スクリプトバージョン] フィールドに sync_oracle_scriptversion と入力します。

      パブリケーションは、同期するデータを指定するリモートデータベース上のオブジェクトです。Mobile Link サーバのスクリプトにより、リモートデータベースからアップロードされたデータを統合データベースに適用する方法と、スクリプトバージョンによりスクリプトをグループ化する方法が定義されます。アプリケーションごとに異なるスクリプトバージョンを使用できるため、1 つの Mobile Link サーバを管理するだけで複数のアプリケーションを同期できます。

    3. [適用] をクリックしてから [OK] をクリックします。

  4. 同期モデルのテーブルごとに、データの同期方向を設定します。

    右ウィンドウ枠で [マッピング] タブをクリックし、[マッピング方向] カラムのローを次のように設定します。

    • ORDERSORDER_ITEMS の各テーブルは、[双方向] (アップロードとダウンロードの両方) に設定します。
    • 残りのテーブルは、[リモートにのみダウンロード] に設定します。
  5. すべての所有者の統合スキーマのロードのために時間がかかるというウィンドウが表示された場合、HR および OE ユーザのデータベーススキーマをロードすることを選択します。

  6. リモートデータベースにダウンロードされたローを、リモート ID を基準として次のようにフィルタします。

    1. ORDERS テーブルを含むローを選択し、右ウィンドウ枠の下部にある [サブセットのダウンロード] タブをクリックします。

    2. [サブセットのダウンロード] カラムを [カスタム] に変更します。

    3. download_cursor スクリプトの WHERE 句に制限を追加することで、リモート ID を基準としてローをフィルタします。これで、リモートデータベースがユニークに識別されます。

      [ダウンロードカーソルの WHERE 句で使用する SQL 式] フィールドに探索条件を入力します。たとえば、次の SQL スクリプトは、ORDERS テーブルに使用できます。

      OE.ORDERS.SALES_REP_ID = {ml s.remote_id}

      ダウンロードカーソルスクリプトは、各テーブルからどのカラムとローをリモートデータベースにダウンロードするかを指定します。探索条件の指定により、1 人の営業担当者 (データベースのリモート ID が一致する営業担当者) に関する情報のみをダウンロードするようにできます。

    4. [ダウンロード削除サブセット] タブをクリックし、[ダウンロード削除サブセット][同じ] から [なし] に変更します。

  7. 同期モデルを保存します。

    [ファイル]  » [保存] をクリックします。

結果

同期モデルが完成して、展開の準備が完了します。

次の手順

レッスン 7:同期モデルの展開に進みます。

 参照