リモートスキーマでは、各リモートデータベースは 1 人の販売担当者を表しています。作成した同期スクリプトに含まれている論理により、Mobile Link サーバはリモートデータベースのリモート ID に基づいてデータのサブセットをダウンロードします。リモートデバイスが最初に同期するとき、選択した販売担当者に関するすべての情報がダウンロードされるため、最初の同期の前に、データベースのリモート ID を有効な販売担当者識別子の値に設定する必要があります。
前提条件
このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:スキーマの設計を参照してください。
このレッスンでは、このチュートリアルの冒頭の「パーミッションと権限」セクションに一覧になっているロールおよび権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:Oracle Database 10g での Mobile Link の使用
有効な販売担当者識別子を選択します。
SYSDBA 権限を持つ SYS ユーザとして、Oracle SQL Plus アプリケーションを使用して接続します。コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
sqlplus SYS/your-password-for-sys as SYSDBA |
ORDERS テーブルで有効な販売担当者識別子のリストを表示するには、次の文を実行します。
SELECT COUNT( SALES_REP_ID ), SALES_REP_ID FROM OE.ORDERS GROUP BY SALES_REP_ID; |
この例では、リモートデータベースは SALES_REP_ID が 154 である販売担当者を表しています。
Oracle SQL Plus を終了するには、次のコマンドを実行します。
exit |
データベースのリモート ID の値を 154 に設定するには、次のコマンドを実行します。
dbisql -c "SERVER=remote_eng;DBN=remote_db;UID=DBA;PWD=sql" "SET OPTION PUBLIC.ml_remote_id='154';" |
dbisql SQL Anywhere データベースに対して SQL コマンドを実行するためのアプリケーション。
ENG データベースサーバ名として remote_eng を指定します。
DBN データベース名として remote_db を指定します。
UID リモートデータベースへの接続に使用するユーザ名。
PWD リモートデータベースへの接続に使用するパスワード。
SET OPTION PUBLIC.ml_remote_id='154' リモート ID を 154 に設定するための SQL 文。
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