このチュートリアルでは、Mobile Link を使用して Oracle Database 10g を活用する方法について説明します。ここでは、Oracle Database 10g と SQL Anywhere リモートデータベースの間の同期を設定します。また、Ultra Light リモートデータベースを設定することもできます。
このチュートリアルは、販売チームに関するデータを活用することを目的としています。このシナリオでは、各販売担当者はリモート同期クライアントです。各販売担当者にはローカルの SQL Anywhere データベースが用意されています。このデータベースは Mobile Link を使用して本社にある社内 Oracle データベースと同期されます。各販売担当者はラップトップまたはモバイルデバイスを使用して社内データにアクセスし、リモートデータベースからデータを操作します。
このチュートリアルでは、Oracle Database 10g の基本インストールが行われていることを前提としています。このインストールでは、orcl という名前のスターターデータベースが作成されます。orcl データベースには OE (注文エントリ)
と HR (人材) というサンプル スキーマがあります。または、Oracle Database Configuration Assistant を使用して新しいデータベースを作成してサンプルスキーマをインストールしたり、SQL*Plus を介して空のデータベースにサンプルスキーマを手動でインストールすることもできます。サンプルスキーマ
SQL ファイルは、個別の Example ダウンロードパッケージを介して Oracle から直接入手できます。これらのサンプルスキーマのインストールの詳細については、 http://www.oracle.com/technetwork/testcontent/connection11g-088156.html を参照してください。
このチュートリアルでは、SYSDBA 権限がある SYS ユーザとして Oracle に接続できることを前提としています。これは Oracle システムビュー GV_$TRANSACTION に対するパーミッションを付与するための必要条件です。SYS ユーザのパスワードは Oracle データベースのインストール時に設定されます。
レッスン 1:スキーマの設計
レッスン 2:統合データベースの準備
レッスン 3:ユニークなキーの統合データベースへの追加
レッスン 4:Mobile Link の接続
レッスン 5:Mobile Link プロジェクトと同期モデルの作成
レッスン 6:同期モデルの変更
レッスン 7:同期モデルの展開
レッスン 8:サーバとクライアントの起動
レッスン 9:リモート ID の設定
レッスン 10:リモートクライアントの同期
レッスン 11:リモートデータベースのデータの表示
クリーンアップ
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