このレッスンでは、dbmlsync ユーティリティを実行して SQL Anywhere リモートデータベース用の Mobile Link 同期を開始します。
前提条件
このレッスンは、受講者がこれまでのすべてのレッスンを終了していることを前提としています。 レッスン 1:Mobile Link 統合データベースの設定を参照してください。
このレッスンでは、このチュートリアルの開始時に、権限のセクションで一覧されているロールと権限を持っていることを前提としています。 チュートリアル:Mobile Link リプレイユーティリティを使った複数の Mobile Link クライアントのシミュレート
スキーマが Mobile Link サーバ上でキャッシュされるように、最初に記録された同期を実行します。
次のコマンドを実行して、remote データベースを同期します。
dbmlsync -c "SERVER=remote;UID=DBA;PWD=sql" -ot remote1.mls -e "sv=MLReplayDemo" -v+ |
次の表は、使用されている各 dbmlsync オプションを説明しています。
オプション | 説明 |
---|---|
-c | 接続文字列を指定します。 |
-ot | メッセージのログの記録先ファイルを指定します。 |
-e | 同期先のスクリプトバージョンを指定します。 |
-v+ | ログを取る対象となる情報を指定します。-v+ を使用して、最大冗長ロギングをオンに設定します。 |
同期が成功したことを示す出力画面が表示されます。SQL ベースの同期によって、クライアントの T1 テーブル内のローが、統合データベース内の T1 テーブルに転送されました。
2 回目の同期が発生するように、データ挿入のためにリモートデータベースを準備します。
Interactive SQL で引き続き remote データベースに接続されている必要があります。接続されていない場合は、次のコマンドを実行して、remote データベースに接続します。
dbisql -c "SERVER=remote;UID=DBA;PWD=sql" |
リプレイセッション中に Mobile Link サーバにアップロードするように、データを remote データベースにロードします。
Interactive SQL で次の SQL 文を実行します。
INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,1,'data1'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,2,'data2'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,3,'data3'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,4,'data4'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,5,'data5'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,6,'data6'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,7,'data7'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,8,'data8'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,9,'data9'); INSERT INTO T1 (pk1,pk2,c1) values (0,10,'data10'); COMMIT; |
2 回目に記録した同期を実行します。これは、リプレイされるプロトコルです。
次のコマンドを実行して、remote データベースを同期します。
dbmlsync -c "SERVER=remote;UID=DBA;PWD=sql" -ot remote2.mls -e "sv=MLReplayDemo" -v+ |
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