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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Relay Server » Relay Server の配備

 

Linux 上の Apache への Relay Server コンポーネントの配備

Relay Server ファームの各コンピュータに Relay Server ファイルを配備してから Apache で Relay Server を実行する必要があります。

前提条件

Relay Server コンポーネントのインストールは、SQL Anywhere のインストールで実行します。Linux では、SQL Anywhere のインストール時に /opt/sqlanywhere16 ディレクトリに Relay Server のファイルがインストールされます。

内容と備考

対話型クイック設定機能

対話型クイック設定機能は、この手順の代替手段として提供されます。クイック設定機能:

  1. Relay Server 用の Web サーバを設定します

  2. デモアプリケーションを作成します

  3. クイックリファレンスガイドを生成します

クイック設定は 2 つの主要手順から構成されます。

  1. Relay Server 用の Apache Web サーバを設定します。この手順を行うには、install-dir/relayserver/quicksetup_apache ディレクトリの ap-setup.sh スクリプトを実行します。

  2. Relay Servert テストサービスを作成して起動します。この手順を行うには、install-dir/relayserver/quicksetup_apache ディレクトリの rs-test-setup.sh スクリプトを実行します。

Apache 用の Relay Server は、次の実行ファイルから構成されます。

  • mod_rs_ap_client.so
  • mod_rs_ap_server.so
  • rshost
  • dblgen16.res
  • libdbtasks16.so
  • libdbtasks16_r.so
  • libdbicudt16.so
  • libdbicu16_r.so
  • libdblib16_r.so
  • dbsupport
  • dbfhide
  • libdblib16.so
  • mod_rs_ap_monitor.so
  • mod_rs_ap_admin.so
 ♦ タスク
  1. Relay Server 設定ファイル rs.config を作成します。

  2. rs.configinstall-dir/relayserver/apache??/bin64 ディレクトリにコピーします。

  3. 次のガイドラインに従って、Relay Server 設定ファイル rs.config を編集します。

    • ファイルには、次の 4 つのセクションが必要です。

      • Relay Server セクション
      • バックエンドファームセクション
      • バックエンドサーバセクション
      • オプションセクション
    • 各セクションはセクションタグで開始します。セクションタグは、セクション名を識別するキーワードを角カッコで囲んだ形式になっています。

    • 各セクションに適切なプロパティを追加します。プロパティは、等号の左側にプロパティ名、等号の右側にその値を指定することによって定義されます。たとえば、property name = value。

    • 設定ファイルには、7 ビット ASCII 文字以外を含めることはできません。

  4. LD_LIBRARY_PATH 環境変数には、Apache install-dir/lib64install-dir/relayserver/apache??/bin64 ディレクトリが含まれている必要があります。設定する /<apache-dir>/bin/envvars ファイルを編集してから LD_LIBRARY_PATH をエクスポートします。

  5. Apache の conf/httpd.conf ファイルを編集します。

    1. Relay Server のクライアントモジュールとサーバモジュールをロードするための、次の行を追加します。

      LoadModule iarelayserver_client_module install-dir/relayserver/apache??/bin64/mod_rs_ap_client.so
      LoadModule iarelayserver_server_module install-dir/relayserver/apache??/bin64/mod_rs_ap_server.so
      注意

      異なる URL を使用するすべてのモジュールが関係し、すべてのモジュールは、URL パスで iarelayserver 文字列を明示的に指定して検索します。URL のその部分を変更する必要はありません。

    2. SQL Anywhere モニタのサポートモジュールをロードするための、次の行を追加します。

      LoadModule iarelayserver_monitor_module install-dir/relayserver/apache??/bin64/mod_rs_ap_monitor.so
    3. Remote 管理のサポートモジュールをロードするための、次の行を追加します。

      LoadModule iarelayserver_admin_module install-dir/relayserver/apache??/bin64/mod_rs_ap_admin.so
    4. クライアントモジュールの <LocationMatch> セクションを作成するために次の行を追加します。

      <LocationMatch /cli/iarelayserver/* >
          SetHandler iarelayserver-client-handler
      </LocationMatch>
    5. サーバモジュールの <LocationMatch> セクションを作成するために次の行を追加します。

      <LocationMatch /srv/iarelayserver/* >
          SetHandler iarelayserver-server-handler
          RSConfigFile "/install-dir/relayserver/apache??/bin64/rs.config"
      </LocationMatch>
      
      注意

      Relay Server 設定ファイル rs.config の場所を指定する RSConfigFile ディレクティブを指定してください。

    6. SQL Anywhere モニタモジュールの <LocationMatch> セクションを作成するために次の行を追加します。

       <LocationMatch  /mon/iarelayserver/* >
          SetHandler iarelayserver-monitor-handler
      </LocationMatch>
    7. Remote 管理モジュールの <LocationMatch> セクションを作成するために次の行を追加します。

      <LocationMatch /admin/iarelayserver/* >
        SetHandler iarelayserver-admin-handler
      </LocationMatch>
    8. TimeOut ディレクティブが設定されている場合は、60 秒以上に設定されていることを確認します。

  6. Linux の場合、Apache がプロセスを生成するときに次のいずれかの環境変数がグローバルに設定されている場合、これ以上 Apache を設定する必要はありません。$TMP、$TMPDIR、または $TEMP

    これらの環境変数のいずれもグローバルに設定されていない場合、または既定の Relay Server ログファイルを特定のテンポラリディレクトリに保存する場合は (たとえばカスタマイズしないでステイトマネージャを自動的に起動する場合)、ファイル /<apache-dir>/bin/envvars を編集して TMP を設定し、エクスポートします。

    たとえば、envvars ファイルで $TMP を編集する場合は、次のようにします。

    set TMP="/tmp"
    export TMP

    これにより、Apache がプロセスを作成する前に、Apache が作成するシェル内で環境変数が設定されます。

    注意

    Apache ユーザプロセスには、指定された tmp ディレクトリへの書き込みパーミッションが必要です。

  7. 起動中に Relay Server の設定を更新するには、次の手順に従います。

    1. 更新された設定ファイルを install-dir/relayserver/apache??/bin64 ディレクトリにコピーします。

    2. install-dir/relayserver/apache??/bin64 ディレクトリから、次のコマンドラインを実行して設定の更新を適用します。

      rshost -u -f rs.config
    3. 複数のサーバを含むファームとして Relay Server を設定する場合は、Relay Server ファーム内のコンピュータごとに前述の手順を繰り返します。

結果

Relay Server 設定ファイルは、Relay Server ファームのすべてのコンピュータに配備されます。

Linux でサポートされている Apache のバージョンについては、[external link] http://www.sybase.com/detail?id=1061806 を参照してください。

 参照

同時接続