shared_mem   Relay Server がステータスの追跡機能に使用する共有メモリの最大量を指定します。次のような場合は、この設定値を変更することで効果が得られます。

• Relay Server と Outbound Enabler の間のネットワークを高速化したい。
• バックエンドファームの数を大幅に増やしたい。
• バックエンドファームのサイズを大幅に拡大したい。
• クライアントの数を大幅に増やしたい。
• HTTP 応答のサイズを大幅に拡大したい。
• 低速のクライアントやネットワークを追加したい。

デフォルト値は 10 MB です。最大設定値は 4 GB です。このプロパティは省略可能です。

up_pad_size   RSOE チャネルを通じてサイズの小さい要求がまばらにアップロードされる場合は、遅延を改善するために、最大転送単位 (MTU) の埋め込みを挿入します。デフォルト値は 1460 です。これは、一般的な最適 MTU サイズである 1500 から TCP および IP のオーバヘッドとして 40 を差し引いた値です。埋め込みを無効にするには、up_pad_size を 0 に設定します。

Windows で MTU の最適値を判断するには、ping ユーティリティを -f と -l のオプションを指定して使用します (-f オプションではデータが断片化されないように指定し、-l オプションではデータのサイズを指定します)。データの断片化が発生しないように MTU を設定することが目的です。次に例を示します。

ping -f -l 1494 127.0.0.
Pinging 127.0.0.1 with 1494 bytes of data:
Packet needs to be fragmented but DF set.
...
ping -f -l 1492 127.0.0.1
Pinging 127.0.0.1 with 1492 bytes of data:
Reply from 127.0.0.1: bytes=1492 time<1ms TTL=128

この例では、断片化せずに送信できる最大データサイズは 1492 です。ping では 8 バイトの ICMP オーバヘッドが生じるので、MTU は 1500 になります。

UNIX で最適な MTU 値を判断するには、ifconfig または ping を -M hint オプション (Path MTU Discovery 方式の選択) と -s packetsize オプション (送信データのバイト数の指定) とともに使用します。詳細については、ping ユーティリティの man ページを参照してください。

verbosity   verbosity は次のレベルに設定できます。

エラーは指定されたログレベルに関係なく表示され、警告はログレベルが 0 よりも大きい場合にのみ表示されます。