次に、パフォーマンスの向上以外にユーザに見える変更がないバージョン 12.0.1 でのパフォーマンスの強化を示します。
即時テキストインデックス 即時テキストインデックスメンテナンスのパフォーマンスが強化されました。目に見えるパフォーマンスの強化は負荷および文書とインデックスの内容によって変わります。この強化によって最も大きな恩恵をこうむるのは、長い文書にインデックスを付けるテキストインデックスです。
物理的な削除をクリーナーに遅延処理 トランザクションのパフォーマンスを改善するために、ローはコミット時間に物理的に削除されません。代わりに、それらのローは論理的に削除されたとマークされ、実際の削除は遅れて、クリーナーで行われます。データベースが過度に大きくなるのを防ぐために、クリーニングスケジュールがより積極的に行われるようになりました。sa_clean_database システムプロシージャを参照してください。
バイパス可能なクエリで FROM 句のテーブルに計算されたカラムを定義可能 オプティマイザをバイパスするために検討しなければならないクエリの条件の 1 つは、FROM 句で参照されるベーステーブルに計算されたカラムが定義されていないことでした。SA 12.0.1 からこの制限が取り除かれました。計算されたカラムを使用する共通の部分式をなくすプロセスが SQL Anywhere オプティマイザを使用するクエリと同様のバイパスされたクエリで実行されます。
ベーステーブルに計算されたカラムが含まれる場合にバイパスクエリが可能 以前は、FROM 句で参照されるベーステーブルに計算されたカラムがない場合、クエリをバイパスクエリとして修飾できませんでした。この制限が取り除かれました。クエリ処理のフェーズをスキップするための条件を参照してください。
オプティマイザでのインデックス使用の強化 SQL Anywhere のインデックス機能に部分インデックススキャンや同じインデックスを使用する複数インデックススキャンを使用するクエリを最適化する改善などのいくつかの強化が行われました。
IS NOT NULL 探索条件 オプティマイザで IS NOT NULL 探索条件を評価するインデックスを使用できるようになりました。クエリの述部を参照してください。
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