次に、SQL Anywhere バージョン 12.0.0 での Mobile Link クライアントの強化を示します。
dbmlsync によるバックグラウンド同期のサポートの強化 dbmlsync がロックしたデータベースリソースへのアクセスを別の接続が待機している場合、データベースエンジンでリモートデータベースへの dbmlsync 接続を削除 (および dbmlsync のコミットされていない操作をロールバック) できるようになりました。これにより、他の接続は同期の完了を待機しないで先に進むことができます。
バックグラウンド同期に次のオプションを使用します。
dbmlsync での名前付きサブスクリプションのサポート dbmlsync の新しい -s オプションを使用すると、同期させるサブスクリプションの名前を指定できます。-s dbmlsync オプションを参照してください。
HTTP 応答バッファリング 新しいネットワークプロトコルオプション http_buffer_responses を使用すると、Mobile Link からの HTTP パケットを、ネットワークから読み込むと同時に処理するのではなく、処理前に、中間バッファに完全にストリーミングすることができます。http_buffer_responsesを参照してください。
クライアント側の証明書を使用したサードパーティのサーバとプロキシへの Mobile Link クライアントの認証 この機能をサポートするために、identity 同期パラメータと identity_password 同期パラメータが追加されました。
リモートデータベースでのスキーマ変更の実装に同期が不要になった (SQL Anywhere クライアントのみ) START SYNCHRONIZATION SCHEMA CHANGE 文と STOP SYNCHRONIZATION SCHEMA CHANGE 文を使用してスキーマの変更を区切ることにより、リモートデータベースでのスキーマの変更を簡略化できます。次の項を参照してください。
CREATE SYNCHRONIZATION SUBSCRIPTION 文または ALTER SYNCHRONIZATION SUBSCRIPTION 文を使用して、各同期サブスクリプションのスクリプトバージョンを指定します。次の項を参照してください。
Ultra Light の新しい mlfileupload メソッド Ultra Light クライアントの MLFileUpload メソッドが追加されました。
dbmlsync オプションウィンドウの変更 dbmlsync オプションウィンドウは、次のように変更されました。
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