次に、SQL Anywhere バージョン 11.0.0 で追加されたシステムプロシージャとファンクションの強化を示します。
sa_get_dtt_groupreads システムプロシージャ 新しい sa_get_dtt_groupreads システムプロシージャを使用して、データベースサーバに対してグループ読み込みを発行するコストを推定できます。sa_get_dtt_groupreads システムプロシージャを参照してください。
PROPERTY_NAME ファンクションの強化 指定した接続レベルで、指定したプロパティ ID を持つプロパティの名前を返すようになりました。PROPERTY_NAME 関数 [システム]を参照してください。
READ_CLIENT_FILE ファンクション 新しい READ_CLIENT_FILE ファンクションは、クライアントコンピュータにある、指定したファイルからデータを読み込みます。READ_CLIENT_FILE 関数 [文字列]を参照してください。
WRITE_CLIENT_FILE ファンクション 新しい WRITE_CLIENT_FILE ファンクションは、クライアントコンピュータにある、指定したファイルにデータを書き込みます。WRITE_CLIENT_FILE 関数 [文字列]を参照してください。
REGEXP_SUBSTR ファンクション 新しい REGEXP_SUBSTR ファンクションを使用すると、文字列内で部分文字列を検索できます。この新しいファンクションでは、引数として正規表現を指定できます。REGEXP_SUBSTR 関数 [文字列]を参照してください。
sa_char_terms システムプロシージャ 新しい sa_char_terms システムプロシージャは、CHAR 文字列を単語に分解し、各単語とその位置を返します。sa_char_terms システムプロシージャを参照してください。
sa_nchar_terms システムプロシージャ 新しい sa_nchar_terms システムプロシージャは、NCHAR 文字列を単語に分解し、各単語とその位置を返します。sa_nchar_terms システムプロシージャを参照してください。
sa_refresh_text_indexes システムプロシージャ 新しい sa_refresh_text_indexes システムプロシージャは、MANUAL REFRESH または AUTO REFRESH として定義されているすべてのテキストインデックスを再表示します。sa_refresh_text_indexes システムプロシージャを参照してください。
sa_text_index_stats システムプロシージャ 新しい sa_text_index_stats システムプロシージャは、データベース内のすべてのテキストインデックスに関する統計情報を返します。これには、最終再表示時刻と保留中の変更のサイズが含まれます。sa_text_index_stats システムプロシージャを参照してください。
sa_text_index_vocab システムプロシージャ 新しい sa_text_index_vocab システムプロシージャは、テキストインデックスに含まれるすべての単語と、各単語が含まれるインデックス化された値の合計数のリストを返します。sa_text_index_vocab システムプロシージャを参照してください。
2 つの新しいシステムプロシージャ sa_internal_text_index_vocab と sa_internal_text_index_postings も追加されていますが、これらは sa_text_index_vocab システムプロシージャでのみ使用されます。
sa_text_index_postings システムプロシージャ この新しいシステムプロシージャは内部でのみ使用されます。
sa_text_index_handles システムプロシージャ この新しいシステムプロシージャは内部でのみ使用されます。
sa_get_user_status システムプロシージャ 新しい sa_get_user_status システムプロシージャを使用すると、ユーザの現在のログインステータスを確認できます。sa_get_user_status システムプロシージャを参照してください。
インボーカーとしてのプロシージャやファンクションの実行 プロシージャまたはファンクションを作成するときに、そのプロシージャまたはファンクションを、呼び出したユーザ (インボーカ) のパーミッションによって実行するか、所有者 (デファイナ) のパーミッションによって実行するかを指定できます。これを指定するには、CREATE PROCEDURE 文または CREATE FUNCTION 文の SQL SECURITY 句を使用します。CREATE FUNCTION 文とCREATE PROCEDURE 文を参照してください。
この変更は、外部プロシージャと関数にも適用されます。
sa_disk_free_space システムプロシージャ sa_disk_free_space システムプロシージャで、total_space という新しいカラムが返されるようになりました。このカラムは、DB 領域があるドライブで使用可能な合計ディスク領域を示します。バージョン 11.0.0 より以前の SQL Anywhere で作成されたデータベースでは、データベースをアップグレードするまで total_space カラムは返されません。sa_disk_free_space システムプロシージャを参照してください。
sa_external_library_unload システムプロシージャ 新しいシステムプロシージャ sa_external_library_unload が追加され、使用していない外部ライブラリをアンロードできるようになりました。sa_external_library_unload システムプロシージャを参照してください。
sa_index_density システムプロシージャがスキュー量を返す sa_index_density システムプロシージャが強化され、インデックス内にあるスキュー量を返すようになりました。スキューが多いと、バランスがとれているインデックスと比べてパフォーマンスが低くなる可能性があります。インデックスの断片化とスキューの削減とsa_index_density システムプロシージャを参照してください。
sa_materialized_view_info システムプロシージャの強化 sa_materialized_view_info で返される Status カラムの情報が、Status と DataStatus の 2 つのカラムに分割されました。Status には、ビューが有効であるか、無効であるかに関する情報が返されます。新しい DataStatus カラムには、ビュー内にデータがあるかどうか、またデータが最新かどうかに関する情報が返されます。また、ビューが手動ビューであるか、即時ビューであるかを示す新しいカラム RefreshType が追加されています。sa_materialized_view_info システムプロシージャを参照してください。
sa_materialized_view_can_be_immediate システムプロシージャ 新規に作成するマテリアライズドビューはデフォルトで手動ビューになりますが、即時ビューの制約に違反していなければ、即時ビューに変更できます。新しい sa_materialized_view_can_be_immediate システムプロシージャを使用すると、手動ビューを即時ビューに変更できるかどうかをテストできます。sa_materialized_view_can_be_immediate システムプロシージャとマテリアライズドビューを手動から即時に変更する際の制限を参照してください。
sa_post_login_procedure システムプロシージャ ユーザのパスワードの有効期限が近いときに警告するかどうかを指定できる新しいシステムプロシージャが追加されました。sa_post_login_procedure システムプロシージャを参照してください。
EVENT_PARAMETER ファンクションの強化 EVENT_PARAMETER ファンクションで、DisconnectReason として abnormal がサポートされるようになりました。この新しい理由は、データベースへの接続を切断する前にクライアントアプリケーションが異常終了したか、クライアントコンピュータとサーバコンピュータの間で通信エラーが発生した結果、切断が発生したことを示します。EVENT_PARAMETER 関数 [システム]を参照してください。
sa_server_option システムプロシージャの強化 sa_server_option システムプロシージャに OptionWatchList と OptionWatchAction の 2 つのプロパティが追加されました。これらのプロパティを使用して、データベースオプションの設定が変更されようとしていないかどうかをモニタし、そのときの処置を指定できます。オプション設定のモニタリングとsa_server_option システムプロシージャを参照してください。
sa_db_properties システムプロシージャの強化 sa_db_properties システムプロシージャが、NULL 値を持つ有効なプロパティを返すようになりました。sa_db_properties システムプロシージャを参照してください。
sa_conn_properties システムプロシージャの強化 sa_conn_properties システムプロシージャが、NULL 値を持つ有効なプロパティを返すようになりました。sa_conn_properties システムプロシージャを参照してください。
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