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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 変更点とアップグレード » バージョン 11.0.0 の新機能 » SQL Anywhere » SQL Anywhere の新機能

 

SQL 文

次に、SQL Anywhere バージョン 11.0.0 での SQL の強化を示します。

  • 新しい CALIBRATE GROUP READ 句、ALTER DATABASE 文   ALTER DATABASE 文の新しい CALIBRATE GROUP READ 句を使用して、テンポラリ DB 領域に対してグループ読み込みの調整を実行できます。ALTER DATABASE 文を参照してください。

  • 新しい CHECK 句、CREATE MATERIALIZED VIEW 文   CREATE MATERIALIZED VIEW 文の新しい CHECK 句を使用して、ビューの作成前に文を検証できます。CREATE MATERIALIZED VIEW 文を参照してください。

  • 新しい RECOMPILE 句、ALTER FUNCTION 文   ALTER FUNCTION 文に新しい句 RECOMPILE が追加され、ユーザ定義関数を再コンパイルできるようになりました。ALTER FUNCTION 文を参照してください。

  • 新しい RECOMPILE 句、ALTER PROCEDURE 文   ALTER PROCEDURE 文に新しい句 RECOMPILE が追加され、ストアドプロシージャを再コンパイルできるようになりました。ALTER PROCEDURE 文を参照してください。

  • 新しい REFRESH 句、ALTER MATERIALIZED VIEW 文   ALTER MATERIALIZED VIEW 文に新しい句 REFRESH が追加され、マテリアライズドビューのリフレッシュ方法を指定できるようになりました。ALTER MATERIALIZED VIEW 文を参照してください。

  • リカバリとミラーリングをサポートするための LOAD TABLE 文の強化   リカバリとミラーリングをサポートするため、次の句が LOAD TABLE 文に追加されました。

    • WITH CONTENT LOGGING 句   WITH CONTENT LOGGING 句は、データソースの内容をトランザクションログに記録することをデータベースサーバに指定します。データは、入力が LOAD TABLE によって処理されるときに小さいチャンクで記録されます。これらのチャンクは、ミラーリングデータベースで、またトランザクションログを使用したリカバリ時に、ローに再構成できます。WITH CONTENT LOGGING 句は、後でリカバリするために元のデータファイルを維持しないほうがいい場合に便利です。LOAD TABLE 文を参照してください。

    • WITH ROW LOGGING 句   WITH ROW LOGGING 句は、ロードされているすべてのローを、一連の INSERT 文として記録することをデータベースサーバに指定します。このレベルは、同期するデータベースや、ロード先のテーブルに、計算カラムや CURRENT TIMESTAMP のデフォルトなど、非決定的な値が含まれる場合に最適です。LOAD TABLE 文を参照してください。

    • WITH FILE NAME LOGGING 句   WITH FILE NAME LOGGING 句は、LOAD TABLE 文だけを記録するようにデータベースサーバに指定します。これがデフォルトの動作であり、SQL Anywhere のこれまでのバージョンでのロギングの動作と同じです。LOAD TABLE 文を参照してください。

  • クライアントファイルのロードとアンロードのための新しい句   クライアントファイルの新しいロード/アンロード機能をサポートするため、LOAD TABLE 文と UNLOAD TABLE 文が強化されました。

    • LOAD TABLE 文の新しい USING CLIENT FILE 句   クライアントコンピュータにあるファイル内のデータを使用してテーブルをロードできます。LOAD TABLE 文を参照してください。

    • UNLOAD TABLE 文の新しい INTO CLIENT FILE 句   データのアンロード先としてクライアントコンピュータにあるファイルを指定できます。UNLOAD 文を参照してください。

  • 新しいログインポリシー文   新しいログインポリシー機能をサポートするために、次の文が追加されました。

  • 全文検索用の新しい文と句   新しい全文検索機能をサポートするために、次の文が追加されました。

    • 新しい CONTAINS 探索条件   CONTAINS 探索条件を使用して、指定するカラムのリスト内に、指定する単語やフレーズがあるかどうかを確認できます。CONTAINS 探索条件は、TRUE または FALSE を返します。複数の単語やフレーズを検索する場合は、さまざまなブール演算子で結合できます。CONTAINS 探索条件を参照してください。

    • SELECT 文の FROM 句内の新しい CONTAINS 句   CONTAINS 句は、SELECT 文の FROM 句内で指定します。この句は CONTAINS 探索条件に似ていますが、一致するカラムごとのスコアと、一致する各ローの合計スコアも返します。FROM 句を参照してください。

    • CREATE TEXT CONFIGURATION 文   この文は、テキスト設定オブジェクトを作成します。テキスト設定オブジェクトは、テキストインデックスの特性を制御する一連の設定です。CREATE TEXT CONFIGURATION 文を参照してください。

    • ALTER TEXT CONFIGURATION 文   この文は、テキスト設定オブジェクトを変更します。ALTER TEXT CONFIGURATION 文を参照してください。

    • DROP TEXT CONFIGURATION 文   この文は、テキスト設定オブジェクトを削除します。DROP TEXT CONFIGURATION 文を参照してください。

    • CREATE TEXT INDEX 文   この文は、テキストインデックスを作成します。テキストインデックスには、インデックス化されたすべてのカラム内の全単語の出現箇所の詳細な位置情報が含まれます。CREATE TEXT INDEX 文を参照してください。

    • ALTER TEXT INDEX 文   この文は、テキストインデックスを変更します。ALTER TEXT INDEX 文を参照してください。

    • DROP TEXT INDEX 文   この文は、データベースからテキストインデックスを削除します。DROP TEXT INDEX 文を参照してください。

    • REFRESH TEXT INDEX 文   この文は、テキストインデックスを再表示します。REFRESH TEXT INDEX 文を参照してください。

    • TRUNCATE TEXT INDEX 文   この文は、テキストインデックスからデータをトランケートします。TRUNCATE TEXT INDEX 文を参照してください。

  • ALTER EVENT 文の強化   ALTER EVENT...SET HIDDEN 文を使用して、イベントハンドラの定義を隠すことができるようになりました。この文を使用すると、ISYSEVENT システムテーブルの action カラムに格納されているイベントハンドラの定義が難読化されます。ALTER EVENT 文を参照してください。

  • BEGIN SNAPSHOT 文   BEGIN SNAPSHOT 文を使用すると、スナップショットアイソレーションのためスナップショットをいつ開始するかを制御できます。BEGIN SNAPSHOT 文を参照してください。

  • CASE 文と CASE 式の強化   互換性の向上のため、CASE 文と CASE 式を END または END CASE で終了できるようになりました。CASE 文CASE 式を参照してください。

  • COMMENT 文の強化   ログインポリシーテーブルと DB 領域にコメントを追加できるようになりました。次の項を参照してください。

  • CREATE MATERIALIZED VIEW 文の強化   CREATE MATERIALIZED VIEW 文の新しい IMMEDIATE REFRESH 句を使用して、基本となるデータが変更されたときにリフレッシュされるマテリアライズドビューを作成できるようになりました。CREATE MATERIALIZED VIEW 文を参照してください。

  • DESCRIBE 文の強化   Interactive SQL の DESCRIBE 文を使用して、Interactive SQL が接続しているデータベースまたはデータベースサーバに関する情報を取得できるようになりました。DESCRIBE 文 [Interactive SQL]を参照してください。

  • IF 文と IF 式の強化   互換性の向上のため、IF 文と IF 式を ENDIF または END IF で終了できるようになりました。IF 文IF 式を参照してください。

  • LOAD TABLE 文の強化   LOAD TABLE 文の新しい COMPRESSED 句または ENCRYPTED 句を使用して、入力ファイルのデータが圧縮されていることや、暗号化されていることを指定できるようになりました。LOAD TABLE 文を参照してください。

  • SELECT 文の強化  

    • INDEX 句の強化   INDEX 句を使用してインデックスヒントを指定するときに、データベースサーバで使用する必要があるインデックスを 4 つまで指定できるようになりました。FROM 句を参照してください。

    • 新しい INDEX ONLY 句   INDEX 句を使用してインデックスヒントを指定するときに、必要に応じて INDEX ONLY 句を指定して、データベースサーバでインデックス専用取得 (インデックスのデータのみを使用してクエリを処理する) を行うかどうかを制御できます。FROM 句を参照してください。

    • 新しい CROSS APPLY 句と OUTER APPLY 句   SELECT 文が拡張され、FROM 句で適用式 (CROSS APPLY 句と OUTER APPLY 句) がサポートされるようになりました。適用式は、右側が左側に依存するジョインを簡単に指定できる方法です。たとえば、適用式を使用して、テーブル式内のローごとに 1 回ずつプロシージャまたは派生テーブルを評価できます。適用式から生成されるジョインFROM 句を参照してください。

    • 新しい OPENSTRING 句   新しい OPENSTRING 句を使用すると、SELECT 文を使用してファイル内のデータを問い合わせることができます。FROM 句を参照してください。

  • イベントの作成時、変更時、削除時、コメント時の所有者の指定   CREATE EVENT、ALTER EVENT、DROP EVENT、COMMENT ON EVENT の各文で、必要に応じて所有者を指定できるようになりました。次の項を参照してください。

  • UNLOAD 文の強化   UNLOAD 文の COMPRESSED 句または ENCRYPTED 句を使用して、アンロード対象のデータの圧縮や暗号化を行うかどうかを指定できるようになりました。UNLOAD 文を参照してください。

    これらの句を使用して圧縮または暗号化したファイルは、LOAD TABLE などを使用して、SQL Anywhere 11.0.0 のデータベースサーバでのみロードできます。その他のツールを使用して圧縮または暗号化したファイルは SQL Anywhere で使用できません。

  • UPDATE 文の強化   検索と位置付け更新のときに、SET 句を使用してカラム値をデフォルト値に設定できるようになりました。UPDATE 文UPDATE (位置付け) 文 [ESQL] [SP]を参照してください。

  • OPTION 句の拡張   INSERT、UPDATE、DELETE、SELECT、UNION、EXCEPT、INTERSECT の各文の OPTION 句で、user_estimates データベースオプションの設定を上書きできるようになりました。次の項を参照してください。