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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 変更点とアップグレード » バージョン 16.0 の新機能 » SQL Anywhere の動作の変更

 

プログラムインタフェースの動作の変更

次に、SQL Anywhere バージョン 16.0 でのプログラミングインタフェースの動作の変更を示します。

  • メモリ不足の致命的なエラー   以前のバージョンのクライアントライブラリでは、クライアントライブラリが動的メモリを取得できない場合に Windows 上で Out of memory ウィンドウが表示されました。これは、ユーザの応答を待ってアプリケーションを終了するものでした。クライアントライブラリのこの機能は無くなりました。現在、メモリ不足が発生すると、Windows のイベントログのエントリがイベントソース SQLANY16.0 (32-bit アプリケーション) または SQLANY64 16.0 (64-bit アプリケーション) の下に書き込まれます。イベントログのエントリの書き込み後に、このエラー状態を処理するための要求ルーチンの許可の実行が続行されます。この変更により、Windows サービスとして書き込まれるクライアントアプリケーションのハングが防止されます。アプリケーションがメモリ不足になった原因の特定はクライアントアプリケーション開発者の責任です。 イベントログメッセージのフォーマットを参照してください。

  • ODBC SQLTables 関数   SQLTables 関数は、CREATE DATABASE 文によってインストールされた dbo が所有するシステムテーブルを、TABLE (結果セットの TABLE_TYPE カラム内) ではなく SYSTEM TABLE として分類するよう修正されています。dbo.jdbc_function_escapes や dbo.spt_jdatatype_info などのテーブルはシステムテーブルに分類されます。

    SQLTables 関数は、CREATE DATABASE 文によってインストールされた dbo が所有するシステムビューを、VIEW (結果セットの TABLE_TYPE カラム内) ではなく SYSTEM VIEW として分類するよう修正されています。dbo.systypes や dbo.sysusers などのビューはシステムビューに分類されます。

  • JDBC DatabaseMetaData.getTables メソッド   DatabaseMetaData クラスの getTables メソッドは、CREATE DATABASE 文によってインストールされた dbo が所有するシステムテーブルを、TABLE (結果セットの TABLE_TYPE カラム内) ではなく SYSTEM TABLE として分類するよう修正されています。dbo.jdbc_function_escapes や dbo.spt_jdatatype_info などのテーブルはシステムテーブルに分類されます。

    getTables メソッドは、CREATE DATABASE 文によってインストールされた dbo が所有するシステムビューを、VIEW (結果セットの TABLE_TYPE カラム内) ではなく SYSTEM VIEW として分類するよう修正されています。dbo.systypes や dbo.sysusers などのビューはシステムビューに分類されます。

  • データベースツール C API の変更   script_full_path フィールドは、a_sync_db 構造体から削除されています。バージョン 8.x 以降では、このフィールドの使用がサポートされていません。 a_sync_db 構造体 [データベースツール]を参照してください。

    a_backup_db 構造体に新しいフィールド (wait_before_start、wait_after_end、backup_comment、auto_tune_writers、backup_history) と列挙体が追加されています。 a_backup_db 構造体 [データベースツール]を参照してください。

  • JSON オブジェクトへの識別子ルールとデータ型の制限の適用   JSON オブジェクト識別子は、データベースサーバで定義されている識別子ルールに準拠している必要があります。また、データベースサーバでは、基本となる ROW データ型および ARRAY データ型の場合と同じ制限が JSON データ型に課せられます。