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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 変更点とアップグレード » バージョン 16.0 の新機能

 

Relay Server の新機能

次に、バージョン 16.0 で導入された Relay Server の追加機能を示します。サポートされているプラットフォームおよびバージョンについては、[external link] http://www.sybase.com/detail?id=1061806を参照してください。

  • Microsoft IIS 8.0 のサポート   Relay Server の設定に Microsoft IIS 8.0 を使用できるようになりました。 Microsoft IIS 7.0、7.5、または 8.0 への Relay Server の配備を参照してください。

  • Microsoft IIS 7.0、7.5、8.0 のクイック設定   手動の手順の代替手段として、対話型クイック設定機能、rs-setup.bat が提供されています。rs-setup.bat%SQLANY16%/RelayServer/IIS/quicksetup_iis7or8 ディレクトリにあり、次のタスクを実行します。

    1. IIS をインストールし、設定します

    2. Relay Server が正しく動作することを確認するためのデモアプリケーションを作成します。

    3. クイックリファレンスガイドを生成します

    Windows Server 2003 上の Microsoft IIS 6.0 への Relay Server コンポーネントの配備Microsoft IIS 7.0、7.5、または 8.0 への Relay Server の配備を参照してください。

  • Apache 2.4 のサポート   Apache 2.4 がサポートされるようになりました。

    Linux 上の Apache への Relay Server コンポーネントの配備を参照してください。

  • Linux 上の Apache のクイック設定   クイック設定機能は次のタスクを実行します。

    1. Relay Server 用の Apache Web サーバを設定します。この手順を行うには、install-dir/relayserver/quicksetup_apache ディレクトリの ap-setup.sh スクリプトを実行します。

    2. Relay Servert テストサービスを作成して起動します。この手順を行うには、install-dir/relayserver/quicksetup_apache ディレクトリの rs-test-setup.sh スクリプトを実行します。

    3. クイックリファレンスガイドを生成します

    Linux 上の Apache への Relay Server コンポーネントの配備を参照してください。

  • Outbound Enabler のトラブルシューティングの向上   トラブルシューティングを支援するため、Outbound Enabler のエラーメッセージに記載されるエラーコードと詳細な問題解決の提案が改良されています。

  • サーバ応答のフロー制御の向上   サーバ応答の過剰なバッファリングに関連した問題によって共有メモリリソースが枯渇することがあります。たとえば、クライアント数が多い場合やクライアントの読み込み速度が遅い場合、または HTTP の応答のサイズが大きい場合などに発生します。メモリ使用率を改善するため、Relay Server には新しい設定オプション max_client_buffer = memory size が用意されています。ここで、各クライアントのメモリバッファサイズの制限を指定できます。デフォルト値は 1 MB です。最大値は 4 GB です。バックエンドファームセクションを参照してください。

  • 重複 cookie の更新   クライアントが重複した標準 Cookie を複数の同時接続で共有している場合、タイムアウトエラーが発生することがあります。この問題は Relay Server ログに表示されます。renew_overlapped_cookie が on に設定されている場合、Relay Server はこのプロパティが明示的に有効に設定されているファームに対して cookie の重複を検出し、新しいアフィニティのバインドを作成することによって、重複している cookie を更新します。バックエンドファームセクションを参照してください。

  • 自動パススルーを使用したプロキシサポートの向上   プロキシは、CONNECT 要求によって非 SSL 終了トンネルを確立する HTTPS パススルーを使用します。この新しい機能を使用すると、プロキシのバッファリングを通して、Relay Server への Outbound Enabler 接続上でのデータストリーミングが可能になります。

  • up_pad_size 設定 (rs.config オプションセクション)   RSOE チャネルを通じてサイズの小さい要求がまばらにアップロードされる場合は、遅延を改善するために、この設定により最大転送単位 (MTU) の埋め込みを挿入します。サーバ応答に関して、Outbound Enabler の遅延時間も改善されています。 オプションセクションを参照してください。

  • Relay Server ログファイルのリモート管理   Relay Server ログファイルは、rstool.jarAdminChannel クラスを通じてリモートから管理できます。

    • リモート設定の更新と取得
    • リモート Relay Server のログ抽出
    • ローカル Outbound Enabler のログ抽出
    • Relay Server のログアーカイブ

    Relay Server ログファイルのリモート管理を参照してください。