Mobile Link サーバ

次に、SQL Anywhere バージョン 16.0 での Mobile Link サーバの強化を示します。

Mobile Link サーバによるマルチスレッドネットワーク処理のサポート Mobile Link サーバにより、ネットワークストリームを同時に処理する複数のネットワークワーカスレッドがサポートされるようになりました。ストリームスレッドを設定するには、新しい -wn mlsrv16 オプションを使用します。 -wn mlsrv16 オプションを参照してください。
mlsrv16 -x オプション用の header_limit オプション mlsrv16 -x オプション用の新しい header_limit オプションを使用すると、指定された要求で許容されるヘッダデータの最大量を指定できます。HTTP、HTTPS、OE プロトコルで使用できます。 -x mlsrv16 オプションを参照してください。
mlsrv16 -x オプション用の trusted_certificates オプション 暗号化が有効になっている場合、trusted_certificates オプションを指定するとクライアントの検証が行われます。NetworkData.ClientCertificates API でこのオプションを使用すると、Mobile Link によりエンタープライズ証明書インフラストラクチャとの統合が強化できます。
次の項を参照してください。

新しい authentication_message 名前付きシステムパラメータ Mobile Link サーバにより、新しい authentication_message 名前付きシステムパラメータがサポートされるようになりました。名前付きパラメータは、authenticate_user、authenticate_user_hashed、authenticate_parameters スクリプトなどのあらゆるユーザ認証イベントで使用できます。
次の項を参照してください。
新しい script_version 名前付きシステムパラメータ Mobile Link サーバにより、現在の同期に使用されるスクリプトのバージョン文字列を Mobile Link サーバがこのパラメータに渡すよう指定するための、新しい script_version パラメータがサポートされるようになりました。この名前付きパラメータは基本的にあらゆる Mobile Link サーバの同期イベントに使用できますが、begin_connection、begin_connection_autocommit、end_connection イベントには使用できません。名前付きスクリプトパラメータを参照してください。