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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 変更点とアップグレード » SQL Anywhere 16 へのアップグレード方法 » バージョン 10 以降のデータベースの再構築手順

 

データベースの再構築 (コマンドライン)

dbunload ユーティリティを使用して、バージョン 10 以降の SQL Anywhere データベースを最新バージョンにアップグレードできます。

前提条件

connection-string で指定されたデータベースユーザは、SELECT ANY TABLE および SERVER OPERATOR システム権限を持っている必要があります。

ソフトウェアをアップグレードする場合の一般的な対応策を行います。アップロードと再ロードの注意事項を参照してください。

アップグレードするデータベースに排他的にアクセスできること、またシステムパスで、バージョン 16 のユーティリティのパスがその他のユーティリティのパスより前に指定されていることを確認します。複数のバージョンのユーティリティがインストールされている場合に正しいバージョンを実行していることを確認する方法を参照してください。

データベースのアンロードと再ロードを行う前に、データベースをバックアップしてください。次に例を示します。

dbbackup -c "DBF=mydb.db;UID=DBA;PWD=sql" old-db-backup-dir

内容と備考

バージョン 10 以降のデータベースで dbunload を使用する場合は、使用する dbunload のバージョンが、データベースへのアクセスに使用するデータベースサーバのバージョンと一致する必要があります。dbunload のバージョンがデータベースサーバのバージョンより古いまたは新しい場合は、エラーが返されます。

dbunload ユーティリティを使用して、Mobile Link インストール環境のリモートデータベース、または SQL Remote レプリケーションに使用するデータベースを再構築する場合は、-ar オプションまたは -an オプションを必ず使用してください。これらのオプションによって、新しいデータベースのトランザクションログのオフセットが、古いデータベースと同じになるように設定されます。

 ♦ データベースの再構築 (コマンドライン)
  1. アンロードユーティリティ (dbunload) を実行し、-an オプションを使用してデータベースを作成します。

    dbunload -c "connection-string" -an new-db-file

    このコマンドにより、データベースが作成されます。既存のデータベースをアップグレード後のデータベースに置き換えるには、-an オプションの代わりに -ar オプションを指定します。-ar オプションを使用するには、パーソナルデータベースサーバに接続するか、アンロードユーティリティ (dbunload) と同じコンピュータ上にあるネットワークデータベースサーバに接続します。

    アンロードユーティリティ (dbunload) のその他のオプションについては、アンロードユーティリティ (dbunload)を参照してください。

  2. 再ロードしたデータベースを使用する前に、データベースを停止し、トランザクションログを圧縮します。

    アンロードと再ロードのときに (大文字と小文字を「区別する」から「区別しない」に変更するなど) データベースの特性を変更する場合、手順はもう少し複雑になります。データベースの再構築を参照してください。

結果

データベースが最新バージョンにアップグレードされます。デフォルトでは、データベースが停止されてから再起動されます。

次の手順

新しいデータベースを検査し、再構築が正常に完了したことを確認すると同時に、アップグレードされたデータベースをアプリケーションでテストします。

 参照