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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 変更点とアップグレード » SQL Anywhere 16 へのアップグレード方法 » トラブルシューティング:データベースのアップグレード

 

トラブルシューティング:サポートパッケージの適用時は JDBC アプリケーションが動作していないことを確認してください

サポートパッケージの適用後、JDBC アプリケーションが動作を停止し、次のようなメッセージを受信する場合があります。

The sajdbc4.jar build does not match the shared object build.

このメッセージは、サポートパッケージの適用時、Interactive SQL または Sybase Central の高速ランチャや独自の JDBC アプリケーションが実行されていると返されることがあります。この場合、Java VM は、ロードしたすべての DLL または共有オブジェクトはロックしていますが JAR ファイルはロックしていません。その結果、サポートパッケージを適用することによって、対応する dbjdbc16 および dbjodbc16 DLL または共有オブジェクトはアップグレードせずに sajdbc4 と jodbc4 の JAR ファイルはアップデートされてしまうことが頻繁に発生します。JDBC アプリケーションが再起動されたとき、JDBC JAR ファイルと対応する DLL または共有オブジェクトのビルドが一致せず、上記のメッセージが返されます。

まず、JDBC ベースのアプリケーションをすべてシャットダウンし、サポートパッケージを再適用してください。サポートパッケージの再適用で効果がない場合、次の方法で問題を解決してください。

  • サポートパッケージのインストーラにより DLL と共有オブジェクトが正しく更新されたことを確認  

    • Windows の場合、サポートパッケージの適用時に dbjdbc16.dll ファイルと dbjodbc16.dll ファイルが正しく更新されたことを確認してください。

    • Linux/Unix の場合、サポートパッケージの適用時に libdbjdbc16.so.1 および libdbjodbc16.so.1 共有オブジェクトが正しく更新されたことを確認してください。

    • Mac OS X の場合、サポートパッケージの適用時に libdbjdbc16.dylib および libdbjodbc16.dylib 共有オブジェクトが正しく更新されたことを確認してください。

    注意

    システムには 32 ビットバージョンと 64 ビットバージョンの両方の DLL または共有オブジェクトがインストールできます。DLL と共有オブジェクトの確認の際には、SQL Anywhere サーバのビット設定ではなく、JAVA VM のビット設定と一致するものを確認する必要があります。

  • システムに DLL と共有オブジェクトのコピーが複数ないことを確認   DLL または共有オブジェクトが正常にアップデートされている場合、同じビット設定の DLL または共有オブジェクトのコピーが複数ないことを確認する必要があります。DLL の複数のコピーは、複数のクラスローダに DLL や共有オブジェクトがロードされないようにする Java の制限をバイパスするために DLL または共有オブジェクトを Java VM の拡張フォルダにコピーした場合に発生することがあります。

  • JAR ファイルが正常にアップデートされていることを確認   DLL または共有オブジェクトが正常にアップデートされ、システムにコピーが重複していなければ、さまざまな JAR ファイルが正常にアップデートされたことを確認します。各 JAR ファイルを確認するには、次のコマンドを実行し、JAR ファイルによってレポートされた SQL Anywhere のバージョンとビルド番号が、インストールしたサポートパッケージの SQL Anywhere のバージョンとビルド番号と一致することを確認します。

    sajdbc4.jar を確認するには、次のコマンドを実行します (path を JAR ファイルのパスに置き換えてください)。

    java -cp path\sajdbc4.jar sybase.jdbc4.sqlanywhere.IBuildNum

    jodbc4.jar を確認するには、次のコマンドを実行します (path を JAR ファイルのパスに置き換えてください)。

    java -cp path\jodbc4.jar ianywhere.ml.jdbcodbc.jdbc4.IBuildNum

    どの JAR ファイル、DLL、または共有オブジェクトがサポートパッケージのビルド番号と一致しないか判断できたら、アプリケーションでファイルがロックされていないことを確認し、サポートパッケージを再適用します。