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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 紹介 » データ管理テクノロジ

 

データベースシステムの各部分

「リレーショナルデータベース管理システム」 (RDBMS) は、データの格納と検索を行うシステムで、データは相互に関係するテーブルに格納されています。

リレーショナルデータベース管理システムは、次の要素で構成されています。

  • データベース   データベースは、プライマリキーと外部キーによって関連付けられているテーブルの集合です。これらのテーブルでデータベース内の情報が保管されます。また、テーブルとキーによってデータベースの構造が定義されます。データベース管理システムでこの情報にアクセスします。

    SQL Anywhere データベースは、通常は拡張子 .db が付いた 1 つのファイルです。Ultra Light データベースも、通常は拡張子 .udb が付いた 1 つのファイルです。SQL Anywhere には、サンプルデータベースが含まれています。サンプルデータベースは SQL Anywhere サンプルディレクトリ %SQLANYSAMP16%\demo.db にインストールされています。

  • データベースサーバ   データベースサーバが、データベースを管理します。データベースには、常にデータベースサーバ経由でアクセスされます。

    データベースサーバを使用すると、クライアントアプリケーションのデータベースへのアクセスや、コマンドの処理を安全に効率良く実行できます。データベースを管理するのは、一度に 1 つのサーバだけです。ただし、SQL Anywhere データベースサーバは、一度に複数のデータベースを管理できます。

    SQL Anywhere には、「「パーソナルサーバ」」と「「ネットワークサーバ」」の 2 つのデータベースサーバがあります。どちらのサーバも同じクエリ処理やその他の内部オペレーションを提供しており、唯一の違いは、サーバが受け入れる接続の数と種類です。パーソナルデータベースサーバとネットワークデータベースサーバの相違点の詳細については、ネットワークサーバとパーソナルサーバの違いを参照してください。

  • Ultra Light ランタイムライブラリ   Ultra Light では、データベースサーバによく見られるデータベース管理システムはインプロセスランタイムライブラリとして実装されます。ランタイムライブラリとアプリケーションは、同じプロセスの一部です。

  • プログラミングインタフェース   アプリケーションは、ODBC、JDBC、OLE DB、ADO.NET、Embedded SQL などのプログラミングインタフェースを通じてデータベースサーバと通信します。

    SQL Anywhere と Ultra Light でサポートされているプログラミングインタフェースの完全なリストについては、プログラミングインタフェースを参照してください。

    各プログラミングインタフェースは、データベースと通信するための一連の関数呼び出しライブラリを提供します。ODBC と JDBC の場合、ライブラリは通常「ドライバ」と呼ばれます。通常、ライブラリは UNIX オペレーティングシステム上では共有ライブラリとして、また Windows オペレーティングシステム上ではダイナミックリンクライブラリ (DLL) として提供されます。

  • クライアントアプリケーション   クライアントアプリケーションは、プログラミングインタフェースの 1 つを使用してデータベースサーバと通信します。

    Sybase PowerBuilder などの RAD (Rapid Application Development) ツールを使用してアプリケーションを開発する場合、そのツールによってデータベースサーバと通信するための独自の方法が提供されていて、言語インタフェースの細かい機能をユーザが意識することはありません。しかし、どのアプリケーションも、サポートされているインタフェースの 1 つを使用します。