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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » SQL Anywhere 16 紹介 » データ交換テクノロジの概要

 

同期テクノロジの比較

データ交換テクノロジには、同期、レプリケーション、メッセージング、モバイル Web サービステクノロジが含まれます。

データの「同期」とは、物理的にまったく異なるデータベース間でデータを共有することです。1 つのデータベースにある共有データをアプリケーションが変更すると、同期システムの他のすべてのデータベースに変更内容が伝達されます。変更内容は、さまざまな手段およびチャネルを通じて伝達できるので、データ整合性を保持すると同時に、柔軟なアプリケーションのアーキテクチャが可能になります。

SQL Anywhere には、2 つの同期テクノロジが備わっています。

  • Mobile Link   中央の統合データベースと多数のリモートデータベース間でデータの一方向または双方向同期を行うことを目的としたセッションベースのテクノロジです。さまざまな統合データベースサーバをサポートし、その他のほぼすべてのデータソースと同期できる API を提供します。リモートサイトにおける管理およびリソースの要件は最小限に抑えられているので、Mobile Link はあらゆるモバイルアプリケーションに最適です。各同期セッションの終了時に、データベースは一貫性を保っています。

  • SQL Remote   データベーストランザクションの双方向レプリケーションを目的としたメッセージベースのテクノロジです。統合データサーバや多数のリモートデータベースを含む双方向レプリケーション用に設計されています。リモートサイトにおける管理およびリソースの要件は最小限に抑えられているので、SQL Remote はモバイルデータベースに最適です。

次の表に、Mobile Link と SQL Remote の特徴を示します。

同期テクノロジ データベースの数 接続 頻度 統合データベースの種類
Mobile Link 多い 随時 多種類
SQL Remote 多い 随時 SQL Anywhere

Mobile Link の特徴
SQL Remote の特徴
データの同期の利点
同期テクノロジの課題
統合リモートデータベース
階層データベースの構成