SQL Remote では、リモートデータベースと統合データベースの権限を持つユーザを管理するための、一貫性のあるシステムを採用しています。
SQL Remote のレプリケーションに関係するデータベースのユーザが、次の権限を付与したり取り消すには、MANAGE REPLICATION システム権限 (SYS_REPLICATION_ADMIN_ROLE システムロールの一部) が必要です。
PUBLISH SQL Remote システム内のすべてのデータベースが情報をパブリッシュします。したがって、どのデータベースにもパブリッシャが必要です。パブリッシャを作成するには、1 人のユーザに PUBLISH 権限を付与します。パブリッシャユーザは、SQL Remote システム全体でユニークとする必要があります。データを送信するとき、パブリッシャはそのデータベースを表しています。たとえば、データベースがメッセージを送信するとき、メッセージにはデータベースのパブリッシャユーザ名が含まれています。データベースがメッセージを受信する場合は、メッセージに含まれるパブリッシャ名によって、メッセージを送信したデータベースを識別できます。
REMOTE 統合データベースなど、他のデータベースにメッセージを送信するデータベースでは、メッセージの送信先となるリモートデータベースを指定する必要があります。統合データベースでこれらのリモートデータベースを指定するには、リモートデータベースのパブリッシャに REMOTE 権限を付与します。REMOTE 権限によって、現在のデータベースからメッセージを受信するデータベースが識別されます。
CONSOLIDATE 各リモートデータベースでは、メッセージを受信する統合データベースを指定する必要があります。リモートデータベースで統合データベースを指定するには、統合データベースのパブリッシャに CONSOLIDATE 権限を付与します。リモートデータベースは、1 つの統合データベースからのメッセージのみを受信できます。CONSOLIDATE 権限によって、リモートデータベースにメッセージを送信するデータベースが識別されます。
単層階層
多層階層
PUBLISH 権限
REMOTE 権限
CONSOLIDATE 権限
SYS_RUN_REPLICATION_ROLE システムロール
SYS_REPLICATION_ADMIN_ROLE システムロール
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