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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light 概要

 

Ultra Light、Ultra Light Java Edition、SQL Anywhere の機能比較

次の表に、Ultra Light と SQL Anywhere の機能の比較を示します。Ultra Light の機能は、特に記載がなければ、Ultra Light Java Edition でもサポートされます。

注意

Ultra Light データベース管理システムを使用すると、750 - 1500 KB のアプリケーション容量が追加されます。Ultra Light Java Edition の場合は、500 KB が追加されます。一方、SQL Anywhere のデータベース、データベースサーバ、および同期クライアントによる追加分は 6 MB ほどになります。

機能 SQL Anywhere Ultra Light 考慮事項
トランザクション処理、マルチテーブルジョイン X X
トリガ、ストアドプロシージャ、ビュー X
外部ストアドプロシージャ (呼び出し可能な外部 DLL) X
組み込みの参照整合性とエンティティ整合性 X X1

Ultra Light Java Edition には外部キー制約は適用されません。

外部キー循環に関連する同期の問題の防止を参照してください。

カスケード更新および削除 X 制限あり1 削除と更新がカスケードされる宣言参照整合性は、Ultra Light データベースではサポートされていない機能です。ただし、同期中はこの目的で削除が自動的にカスケードされます。
動的な複数データベースのサポート X X
マルチスレッドアプリケーションのサポート X X
ローレベルのロック X X
XML のアンロードとロードのユーティリティ X

Ultra Light では、XML のロードとアンロードを行うために別々の管理ツールを使用します。これらの機能は、ランタイムには組み込まれていません。

Ultra Light については、次の項を参照してください。

Ultra Light Java Edition については、次の項を参照してください。

SQLX 機能 X
SQL 関数 X X

Ultra Light アプリケーションでは、すべての SQL 関数を使用できるわけではありません。サポートされていない関数を使用すると、エラーが発生します。 Ultra Light SQL 関数を参照してください。

SQL 文 X X SQL 文のスコープは、SQL Anywhere とは異なります。 Ultra Light SQL 文を参照してください。
統合 HTTP サーバ X
データベースファイルとネットワーク通信の強力な暗号化 X X
イベントのスケジュールと処理 X X1 Ultra Light イベントモデルは SQL Anywhere とは異なります。
高パフォーマンス、セルフチューニング、コストベースのクエリオプティマイザ X Ultra Light にはクエリオプティマイザがありますが、SQL Anywhere のオプティマイザほど機能が豊富ではありません。
複数のスレッド対応 API X X Ultra Light には独特の柔軟なアーキテクチャがあるので、アプリケーション開発者は、変化する配備環境や複数の異なる配備環境を対象としたアプリケーションを作成できます。Windows Mobile 用の Ultra Light API の利点を参照してください。
カーソルのサポート X X Ultra Light および Ultra Light Java Edition データベースの制限事項を参照してください。
動的なキャッシュサイズ設定 X X1

Ultra Light では、データベースのキャッシュの初期サイズ、最小サイズ、最大サイズのいずれかまたはすべてを設定できます。キャッシュのサイズは、Ultra Light によって最大サイズまで継続的に最適化されます (指定した場合)。次の項を参照してください。

Ultra Light Java Edition データベースでは、固定キャッシュサイズだけがサポートされます。

システムまたはアプリケーションの障害後のデータベースのリカバリ X X
バイナリラージオブジェクト (BLOB) のサポート X X Ultra Light では、BLOB のインデックス付けまたは比較を実行できません。
Windows パフォーマンスモニタの統合 X
オンラインのテーブルとインデックスの断片化解除 X
オンラインバックアップ X
デスクトップから Windows Mobile デバイスへの直接デバイス接続 X1 SQL Anywhere データベースでは、Windows Mobile デバイスに配備するデータベースにデスクトップ接続できるようになるには、データベースサーバが必要です。Ultra Light では、接続文字列のプレフィクスとして WCE:\ を使用します。 Windows Mobileを参照してください。
インデックスの使用による高パフォーマンスの更新と検索 X X

Ultra Light には、テーブルの検索時にインデックスを使用するか、ローを直接スキャンするかを決定するメカニズムがあります。

また、インデックスをハッシュしてデータ検索を高速化することもできます。 Ultra Light max_hash_size 作成パラメータを参照してください。

HANA、Oracle、DB2、Sybase Adaptive Server Enterprise、Microsoft SQL Server、MySQL、または SQL Anywhere との同期 X X
組み込みの同期 X SQL Anywhere とは異なり、Ultra Light では、クライアントエージェントによる同期を必要としません。同期は Ultra Light ランタイムに組み込まれているので、配備する必要があるコンポーネントが最小限に抑えられます。 Ultra Light クライアントを参照してください。
プロセス内実行 X
計算カラム X
宣言されたテンポラリテーブル/グローバルテンポラリテーブル X
システム関数 X
timestamp カラム X X

SQL Anywhere は、DEFAULT TIMESTAMP デフォルトをサポートしています。

Ultra Light がサポートしているのは、DEFAULT CURRENT TIMESTAMP デフォルトだけです。したがって、Ultra Light では、ローの更新時にタイムスタンプを自動的に更新することはできません。

ユーザベースのパーミッションのスキームによるオブジェクトベースの所有権とアクセスの決定 X Ultra Light は、認証システムの必要がない、単一ユーザのデータベース向けに設計されています。ただし、最大 4 つのユーザ ID とパスワードを設定し、認証のためだけに使用できます。これらのユーザは、すべてのデータベースオブジェクトにアクセスできます。 Ultra Light ユーザを参照してください。
空間データ X 制限あり Ultra Light は、ポイントデータのみをサポートしています。
完全なテキストデータ X

1 Ultra Light Java Edition では使用できません。