Ultra Light をエンドユーザに配備する場合は、エンドユーザのコンピュータに ActiveSync プロバイダを手動でインストールして登録してください。これにより、ActiveSync は特定のアプリケーションに対してプロバイダの特定のインスタンスを呼び出すタイミングを認識します。
前提条件
エンドユーザのコンピュータで次のことを確認します。
ActiveSync Manager がインストールされていること。
ActiveSync プロバイダファイルが開発コンピュータからエンドユーザのハードドライブにコピーされていること。
内容と備考
Ultra Light ActiveSync プロバイダは、ユーザがデスクトップからデバイスにアクセスするためのソフトウェアモジュールです。他のソフトウェアコンポーネントと同様に、必要なファイルをデバイスに配備して、Ultra Light が Windows Mobile ActiveSync と連動するようにする必要があります。
mlasinst.exe ActiveSync プロバイダをインストールして、ActiveSync Manager で登録します。このユーティリティは、同期用に ActiveSync プロバイダで使用するアプリケーションも登録します。
mlasdesk.dll ActiveSync Manager によってデスクトップにロードされる DLL。DLL ファイルのロケーションは、mlasinst.exe によって ActiveSync Manager に登録されます。
mlasdev.dll ActiveSync Manager によってデバイスにロードされる DLL。DLL ファイルは、mlasinst.exe によってデバイスの正しいロケーションに配備されます。
dblgen16.dll 言語リソースライブラリ。
サポートされているプロバイダプラットフォームのリストについては、 http://www.sybase.com/detail?id=1002288 を参照してください。
mlasinst を実行して、ActiveSync のプロバイダをインストールします。このユーティリティを使用して、Ultra Light アプリケーションをユーザの Windows Mobile デバイスに登録して配備することもできます。—ただし、可能かどうかは、使用するコマンドライン構文によります。Ultra Light アプリケーションで複数のファイルを使用する場合は、必要なファイルを手動でコピーしてください。
次の例では、mlasdesk.dll および mlasdev.dll が現在のフォルダにあることを前提にしています。-k オプションと -v オプションが使用されています。-p オプションと -x オプションは、ActiveSync によって起動されるアプリケーションに対するコマンドラインオプションです。
mlasinst "C:\My Files\myULapp.exe" "\Program Files\myULapp.exe" "My Application" MYAPP -p -x -v -k |
このユーティリティを使用して、事前にコンパイルされた ARM 5.0 プロセッサの CustDB を配備すると、コマンドラインは次のようになります。
mlasinst -v "%SQLANY16%\UltraLite\ce\arm.50" "%SQLANY16%\UltraLite\ce\arm.50\custdb.exe" custdb.exe CustDB CUSTDBDEMO |
ActiveSync を使用して、後で Ultra Light アプリケーションを登録することもできます。ActiveSync Manager を使用したアプリケーションの登録を参照してください。
ActiveSync が新しいプロバイダを認識できるよう、コンピュータを再起動します。
Mobile Link プロバイダを有効にします。
[ActiveSync] ウィンドウで [オプション] をクリックします。
リストにある [Mobile Link クライアント] を有効にして [OK] をクリックし、Mobile Link プロバイダをアクティブにします。
登録されたアプリケーションのリストを表示するには、[オプション] をクリックし、[Mobile Link クライアント] をクリックして、[設定] をクリックします。
![]() |
DocCommentXchange で意見交換できます
|
Copyright © 2013, SAP AG or an SAP affiliate company. - SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 |