PWD=password

UID と PWD の両方を設定しなかった場合、Ultra Light では UID=DBA と PWD=sql で接続が確立されます。

すべてのデータベースユーザにはパスワードがあります。Ultra Light では、最大で 4 つのユーザ ID とパスワードの組み合わせがサポートされています。

パスワードは NULL または空の文字列に設定できます。

新しいユーザが作成されるか、または既存のユーザが各自のパスワードを変更すると、ランダムな 4 バイトのソルト値が生成されます。ソルト値は、パスワードハッシュを計算するときにユーザのパスワードに追加され、ハッシュとともにデータベースに格納されます。ソルト値を適用することによって、辞書攻撃に対する脆弱性が低下するだけでなく、同じパスワードを使用するユーザのパスワードハッシュが確実に異なるようになります。

この接続パラメータは暗号化されません。ただし、Ultra Light では、パスワードがハッシュされてから保存されるため、パスワードは Sybase Central を使用してだけ変更できます。

• ユーザ
• Ultra Light 接続文字列とパラメータ
• Ultra Light ユーザ
• Ultra Light UID 接続パラメータ
• Ultra Light for C/C++： ユーザ認証
• Ultra Light for C/C++： Ultra Light データベースへの接続
• ULDatabaseManager.OpenConnection メソッド [Ultra Light C++]
• Ultra Light for Embedded SQL： ユーザ認証
• Ultra Light for Embedded SQL： Embedded SQL を使用した Ultra Light データベース接続
• Ultra Light.NET： Ultra Light データベースの接続の設定
• ULConnection.Open メソッド [Ultra Light.NET]

次の部分的な接続文字列は、ユーザ ID DBA とパスワード sql を指定します。

"UID=DBA;PWD=sql"

次の部分的な接続文字列は、ユーザ ID DBA と空のパスワードを指定します。

"UID=DBA;PWD=''"