この項には、Ultra Light アプリケーションのビルドと配備の要件を示す表が含まれています。
Ultra Light エンジンのバージョンによっては、_dev サフィックスを含むディレクトリ (x86_dev ディレクトリなど) に置かれていることがあります。これらのバージョンには、デバッグを目的としたプラットフォーム上の問題の診断に使用できる開発時のログ機能が含まれています。このログ出力は、ユーザではなく、Sybase のエンジニアが使用することを目的としたものです。運用システムでは、_dev ディレクトリにないバージョンのエンジンを使用してください。
次の表に、Ultra Light データベースの暗号化の要件を含め、サポート対象のすべてのプラットフォームとデバイスにおける Ultra Light アプリケーションのビルドと配備の最小要件を示します。
プラットフォームまたはデバイス | 最小要件 | AES 暗号化の要件 | FIPS 140-2 AES 暗号化の要件 |
---|---|---|---|
Windows Mobile とデスクトップ (静的リンクを使用する Ultra Light C/C++) |
リンク先:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 EnableAesDBEncryption メソッドを呼び出します。 |
データベースの作成時と接続時に、暗号化キーに DBKEY 作成パラメータを設定します。 データベースの作成時に作成パラメータ fips=yes を設定します。 EnableAesFipsDBEncryption メソッドを呼び出します。 展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (動的リンクを使用する Ultra Light C/C++) |
リンク先:
展開:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 EnableAesDBEncryption メソッドを呼び出します。 |
データベースの作成時と接続時に、暗号化キーに DBKEY 作成パラメータを設定します。 データベースの作成時に作成パラメータ fips=yes を設定します。 EnableAesFipsDBEncryption メソッドを呼び出します。 展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (Ultra Light エンジンを使用する Ultra Light C/C++) |
リンク先:
展開:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 |
データベースの作成時と接続時に、暗号化キーに DBKEY 作成パラメータを設定します。 データベースの作成時に作成パラメータ fips=yes を設定します。 展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (Ultra Light.NET) |
参照の追加先:
展開:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 |
データベースの作成時と接続時に、暗号化キーに DBKEY 作成パラメータを設定します。 データベースの作成時に作成パラメータ fips=yes を設定します。 展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (Ultra Light エンジンを使用する Ultra Light.NET) |
参照の追加先:
展開:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 |
データベースの作成時と接続時に、暗号化キーに DBKEY 作成パラメータを設定します。 データベースの作成時に作成パラメータ fips=yes を設定します。 展開:
|
Mac OS X および iOS (Ultra Light C++) |
Xcode プロジェクトに追加:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 EnableAesDBEncryption メソッドを呼び出します。 |
該当なし |
Linux (UltraLite C/C++) |
リンク先:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータを使用して暗号化キーを設定します。 EnableAesDBEncryption メソッドを呼び出します。 |
該当なし |
Android (Ultra Light J) |
Android プロジェクトに追加:
|
データベースの作成時または接続時に、DBKEY 作成パラメータまたは setEncryptionKey メソッドを使用して暗号化キーを設定します。 EnableAesDBEncryption メソッドを呼び出します。 |
該当なし |
BlackBerry (Ultra Light J) |
展開:
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データベースの作成時または接続時に、setEncryptionKey メソッドを使用して暗号化キーを設定します。 EnableAesDBEncryption メソッドを呼び出します。 |
該当なし |
1 Windows Mobile の場合、このファイルは %SQLANY16%\UltraLite\CE\Arm.50\Lib にあります。Windows の場合は、%SQLANY16%\UltraLite\Windows\x64\Lib\VS9 または %SQLANY16%\UltraLite\Windows\x86\Lib\VS9 にあります。
2 Windows Mobile の場合、このファイルは %SQLANY16%\UltraLite\CE\Arm.50 にあります。Windows の場合は、%SQLANY16%\UltraLite\Windows\x64 または %SQLANY16%\UltraLite\Windows\x86 にあります。
3 このファイルは /opt/sqlanywhere16/ultralite/linux/x64/lib にあります。
4 このファイルは、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLiteJ\Android\ARM にあります。
5 このファイルは、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLiteJ\Android にあります。
6 Windows Mobile の場合、このファイルは %SQLANY16%\UltraLite\CE\Arm.50 にあります。Windows の場合は、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLite.NET\x64 または %SQLANY16%\UltraLite\UltraLite.NET\win32 にあります。
7 このファイルは、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLite.NET\Assembly\V2 にあります。
8 このファイルは、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLite.NET\Assembly\V2\ja にあります。
9 Mac OS X の場合、このファイルは、/Applications/SQLAnywhere16/System/ultralite/macosx/x86_64 にあります。iOS の場合、Ultra Light ランタイムはインストール後にビルドしてください。install-dir/ultralite/iphone/readme.txt の指示に従ってください。
10 このライブラリにリンクする場合は、コンパイル時に UL_USE_DLL プリプロセッサマクロを定義してください。たとえば、次のように指定します。
-DUL_USE_DLL |
11 このファイルは、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLiteJ\BlackBerry4.2 にあります。
12 無線配信 (OTA:over-the-air) での配備にのみ必要です。また、アプリケーションとともに Ultra Light J を配備する独自の .jad ファイルを作成することもできます。
いずれかのプラットフォームまたはデバイス上で Ultra Light データベースの難読化を使用するには、データベースの作成時に作成パラメータ obfuscate=1 を指定する必要があります。
次の表に、同期を使用する Ultra Light アプリケーションのビルドと配備のためのストリーム、プロトコルオプション、およびコードの各要件を示します。
HTTPS ストリームオプションを Ultra Light J API で有効にするには、SyncParms.HTTPS_STREAM 定数を Connection.createSyncParms メソッドに渡します。
同期タイプ | ストリームオプション指定 | プロトコルオプション要件 | Ultra Light C と C++ のメソッドコール要件 |
---|---|---|---|
TCP/IP |
"tcpip" |
なし |
|
HTTP |
"http" |
なし |
|
RSA TLS |
"tls" |
なし |
|
RSA HTTPS |
"https" |
なし |
|
RSA FIPS 140-2 TLS |
"tls" |
fips=yes |
|
RSA FIPS 140-2 HTTPS |
"https" |
fips=yes |
|
次の表に、圧縮またはエンドツーエンド暗号化を使用する Ultra Light アプリケーションのビルドと配備のための追加のプロトコルオプションとコードの要件を示します。
圧縮とストリーム暗号化のオプション | プロトコルオプション要件 | Ultra Light C と C++ および Ultra Light J のメソッドコール要件 |
---|---|---|
ZLIB 圧縮 |
|
|
RSA E2EE |
|
|
RSA FIPS 140-2 E2EE |
|
|
次の表に、圧縮および暗号化した同期化のための追加のビルドと配備の要件を示します。
TCP/IP および HTTP 同期には、追加のビルドと配備の要件はありません。
プラットフォームまたはデバイス | ZLIB 圧縮の要件 | RSA TLS、RSA HTTPS、および RSA E2EE の要件 | RSA FIPS 140-2 TLS、RSA FIPS 140-2 HTTPS、および RSA FIPS 140-2 E2EE の要件 |
---|---|---|---|
Windows Mobile とデスクトップ (静的リンクを使用する Ultra Light C/C++) |
なし |
リンク先:
|
展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (動的リンクを使用する Ultra Light C/C++) |
展開:
|
展開:
|
展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (Ultra Light エンジンを使用する Ultra Light C/C++) |
展開:
|
展開:
|
展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (Ultra Light.NET) |
展開:
|
展開:
|
展開:
|
Windows Mobile とデスクトップ (Ultra Light エンジンを使用する Ultra Light.NET) |
展開:
|
展開:
|
展開:
|
Mac OS X および iOS (Ultra Light C++) |
なし |
なし |
該当なし |
Linux (UltraLite C/C++) |
なし |
リンク先:
|
該当なし |
Android (Ultra Light J) |
なし |
展開:
|
該当なし |
BlackBerry (Ultra Light J) |
なし |
ファイル転送インタフェースを使用して DER でコード化されたファイルを転送するか、またはこれを SD カードに保存します。 |
該当なし |
1 Windows Mobile の場合、このファイルは %SQLANY16%\UltraLite\CE\Arm.50\Lib にあります。Windows の場合は、%SQLANY16%\UltraLite\Windows\x64\Lib\VS9 または %SQLANY16%\UltraLite\Windows\x86\Lib\VS9 にあります。
2 Windows Mobile の場合、このファイルは %SQLANY16%\CE\Arm.50 にあります。Windows の場合は、%SQLANY16%\Windows\x64 または %SQLANY16%\Windows\x86 にあります。
3 このファイルは /opt/sqlanywhere16/ultralite/linux/x64/lib にあります。
4 このファイルは、%SQLANY16%\UltraLite\UltraLiteJ\Android\ARM にあります。
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