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SAP Sybase SQL Anywhere 16.0 » Ultra Light データベース管理とリファレンス » Ultra Light のパフォーマンスに関するヒント

 

Ultra Light データベースのキャッシュサイズの調整

キャッシュサイズを明示的に調整する必要はありませんが、モバイルデバイス上のオペレーティングシステムによって、Ultra Light データベースアプリケーションのメモリ使用量を減らすように要求された場合は、キャッシュサイズを調整してください。

Ultra Light データベースのキャッシュサイズは、使用可能なデバイスのメモリが指定したパラメータの範囲内であれば、データ操作に応じて動的に増加されます。通常は、パラメータを指定する必要はありません。データベースが大きい (400 MB など) 場合は、CACHE_MAX_SIZE パラメータを指定して、最大許容サイズをデフォルト値よりも大きくすることができます。Ultra Light は、最大キャッシュサイズに基づいて、いくつかのデータ構造を割り当てます。そのため、デフォルト値はさほど大きく設定されていません。メモリのオーバヘッドを追加するには、より大きな最大値を明示的に要求する必要があります。最大キャッシュサイズに、実際のデータベースファイルの最大サイズより大きい値を指定しても、利点はありません。

Ultra Light のキャッシュサイズは自動的には縮小されません。データベースのキャッシュサイズを制御するには、アプリケーションの cache_allocation データベースオプションを使用する必要があります。オペレーティングシステムによって発行されたメモリ容量低下イベントへの対応として、データベースへの接続後、cache_allocation データベースオプションを調整します。

注意

動的なキャッシュサイズの増加は、Ultra Light Java Edition データベースではサポートされていません。 Ultra Light Java Edition データベースのキャッシュサイズの詳細については、Ultra Light Java Edition データベースのキャッシュサイズを参照してください。

 例
 参照