信頼できる結果が得られるテストを作成する必要があります。信頼できるテストでない場合、一定期間における複数のテスト結果を適切に比較できません。
効果的で信頼性の高いベンチマークテストを作成するには、次の要因を考慮します。
目標 パフォーマンス比率を取得しますか。それとも、データベースに対するコマンドの処理に必要な期間を確認しますか。前者については、SQL パフォーマンスをテスト場合、設定された時間間隔が経過するまで、1 つ以上の文を繰り返し実行することがあります。このテストでは、スループット比率を確認できます。スループット比率を簡単に表すと次のようになります。
statement-number / time-interval = throughput ratio |
環境 基準とするテスト環境を確立し、その設計とスコープを記録します。同じ条件で同じテストを実行できないと、そのテストの結果を適切に比較できません。また、ベンチマークテストの一環でラボで使用するハードウェアとソフトウェアが運用環境のものと一致している必要があります。
ステータス 信頼できるベンチマークテストでは、各反復を常に同じアクションで開始します。サードパーティアプリケーションを Ultra Light と同時に動作させる必要があるかどうかを判断してください。これらのアプリケーションがパフォーマンスに影響を及ぼす場合は、ベンチマークテストの設計に追加します。実行する必要のないサードパーティアプリケーションは、必ず完全に終了してください。アプリケーション/プロセスが最小限に抑えられ、アイドル状態になっていても、メモリは引き続き使用されるため、適切な結果を得ることができない場合があります。
結果 ベンチマークの結果は、テストの各反復の後に一貫した方法で残します。一定期間に収集した結果が特定の傾向を示すことがあり、これにより、データベースかアプリケーション、またはその両方にどのような変更を加えると Ultra Light のパフォーマンスを改善できるかを特定しやすくなることがあります。
タイミングメカニズム ベンチマークテストでは、ユーザアクションをシミュレートします。したがって、通常、これらのアクションで経過した実行時間を追跡します。タイミングメカニズムが体系化されており、実行時間がテストの結果に正確に反映されていることを確認してください。
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