使用するオプションによって、次のいずれかをアンロードします。
ulunload -c "connection-string" [ options ] output-file
オプション | 説明 | ||
---|---|---|---|
@data | これを使用すると、指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み込むことができます。同じ名前の環境変数と設定ファイルが両方存在する場合は、環境変数が使用されます。 | ||
-b max-size または --maxblob=max-size |
XML ファイルに格納するカラムデータの最大サイズを設定します。デフォルトは 10 KB です。すべてのデータを XML ファイルに保存するには (最大サイズなし)、-b -1 を使用します。 | ||
-c "connection-string" または --connect="connection-string" |
必須。connection-string の DBF パラメータまたは file_name パラメータで指定するデータベースに接続します。ユーザ ID とパスワードの両方を指定しなかった場合は、デフォルトの UID DBA と PWD sql が使用されます。 | ||
-d または --dataonly |
データベースのデータのみを出力ファイルにアンロードします。スキーマ情報はアンロードしません。 |
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-e table,... または --exclude=table,... |
データベースのアンロード時に指定した table を除外します。複数のテーブルをカンマで区切って指定できます。次に例を示します。
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-f directory または --filedir=directory |
-b で指定した最大サイズよりも大きいデータを格納するフォルダを設定します。デフォルトは、出力ファイルと同じフォルダです。 |
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-l filename または --log=filename |
指定したファイルに操作のログを記録します。 | ||
-n または --schemaonly |
スキーマだけをアンロードし、データベース内のデータは無視します。 | ||
-q または --quiet |
ユーティリティをクワイエットモードで実行するように設定します。情報のバナー、バージョン番号、ステータスメッセージが非表示になります。エラーメッセージは引き続き表示されます。 | ||
-s または --sql |
SQL Anywhere 互換の SQL 文としてアンロードします。SQL ファイルの出力は、DBISQL. を使用して Ultra Light または SQL Anywhere で読み込むことができます。 | ||
-t table,... または --include=table,... |
指定した table 内のデータだけをアンロードします。複数のテーブルをカンマで区切って指定できます。次に例を示します。
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-v または --verbose |
冗長メッセージを表示します。 | ||
-x owner または --owner=owner |
テーブルが特定のユーザ ID の所有になるように出力します。このオプションは、-s オプションと同時に使用できます。 | ||
-y または --overwrite |
確認メッセージを表示しないで output-file を上書きします。 | ||
-? または --help |
ユーティリティの使用法を表示し、終了します。 | ||
output-file | 必須。データベースのアンロード先のファイルの名前を設定します。-s オプションを使用すると、データベースは SQL 文としてアンロードされます。-s オプションを使用しなかった場合は、データベースは XML としてアンロードされます。 |
デフォルトでは、データベース内のスキーマとデータを表す XML が出力されます。出力は、アーカイブに使用するか、Ultra Light データベースをすべてのリリース間で移植するために使用できます。
同期プロファイルがあるデータベースを保存すると、以前のバージョンの Ultra Light ユーティリティと互換性がない XML になります。対処方法として、XML を編集し、次のようにマーク付けされたテキストセクションを削除します。
<syncprofiles>...</syncprofiles> |
データベースのアンロード時に次のデータは保持されません。
同期ステータス、同期数、ロー削除。アンロードの前にデータベースを同期させる必要があります。
Ultra Light ユーザのエントリ。
保持されたデータベースオプションまたはプロパティを確認するには、ulload ユーティリティでデータベースを再ロードした後に ulinfo を実行します。
カラムデータが、-b で指定した最大サイズを超えていた場合、オーバーフローは *.bin ファイルに保存されます。このファイルは、次のいずれかのフォルダにあります。
ファイルは次の命名規則に従います。
tablename-columnname-rownumber.bin |
-x オプションで Ultra Light テーブルに所有権を割り当てることができます。テーブルに所有者を割り当てるのは、出力の SQL 文を、SQL Anywhere データベースの作成または変更に使用する場合だけです。Ultra Light で読み込まれるとき、所有者名は通知されることなく無視されます。
このユーティリティはエラーコードを返します。0 以外の値は処理に失敗したことを示します。
このユーティリティを使用して Windows Mobile デバイス上で直接データベースをアンロードすると、Ultra Light はアンロードまたは操作の実行前にデータベースをバックアップできません。したがって、これらの操作を手動で行ってから、これらのウィザードを実行してください。
sample.udb データベースを sample.xml ファイルにアンロードします。
ulunload -c DBF=sample.udb sample.xml |
sample.udb データベースのデータを sample1.sql という SQL ファイルにアンロードします。SQL ファイルが存在する場合は、上書きします。
ulunload -c DBF=sample.udb -d -y -s sample.sql |
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