Ultra Light データベースを Mobile Link サーバと同期させます。このツールを使用して、アプリケーション開発中に同期をテストできます。
ulsync -c [ options ] [synchronization parameters]
オプション | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|
@data | これを使用すると、指定された環境変数または設定ファイルからオプションを読み込むことができます。同じ名前の環境変数と設定ファイルが両方存在する場合は、環境変数が使用されます。 設定ファイルを参照してください。 | ||||
-c "connection-string" または --connect="connection-string" |
必須。connection-string の DBF パラメータまたは file_name パラメータで指定するデータベースに接続します。ユーザ ID とパスワードの両方を指定しなかった場合は、デフォルトの UID DBA と PWD sql が使用されます。 | ||||
-p profile-name または --profile=profile |
指定した同期プロファイルを使用して同期します。次の構文と同義です。
ここでは、同期オプションは後続の ulsync オプションから取得されます。次に例を示します。
同期プロファイルオプションを参照してください。 |
||||
-q または --quiet |
ユーティリティをクワイエットモードで実行するように設定します。情報のバナー、バージョン番号、ステータスメッセージが非表示になります。エラーメッセージは引き続き表示されます。 | ||||
-r または --result |
前回の同期の結果を表示し、終了します。 | ||||
-v または --verbose |
同期の進行状況のメッセージを表示します。C++ API または SQL SYNCHRONIZE PROFILE 文を使用して、同期の進捗状況を表示するかどうかも指定します。 CREATE SYNCHRONIZATION PROFILE 文 [Ultra Light]を参照してください。 | ||||
--log filename | 指定したファイルに操作のログを記録します。 | ||||
-? または --help |
ユーティリティの使用法を表示し、終了します。 |
trusted_certificate または e2ee_public_key オプションで証明書ファイルが作成されると、Ultra Light ランタイムはすべての iPhone アプリケーション配備パッケージの一部であるメインリソースでのみこれらのファイルを検索します。Xcode プロジェクトの /Resources フォルダに項目を含めることによって、項目をバンドルに追加します。これは、Ultra Light データベースに保存される証明書には適用できず、Mac OS クライアント (iPhone のみ) には影響を与えません。trusted_certificatesを参照してください。
バージョン 10 以前に有効であった次のオプションは今はサポートされていません。-a authenticate-parameters、-e sync-parms、-k stream-type、-n (no sync)、および -x protocol options。-e keyword=value は同期パラメータ文字列の一部となり、-k および -x はStream= stream{stream-parms} 同期パラメータ文字列の一部になっています。
用途によって、ulsync は次の SQL 文のいずれかと同義と考えることができます。
ulsync -p profile "parms" |
この文は次の文と同義です。
SYNCHRONIZE PROFILE profile MERGE parms |
および
ulsync "parms" |
この文は次の文と同義です。
SYNCHRONIZE USING <parms> |
安全な同期のために、Ultra Light アプリケーションはパブリック証明書にアクセスする必要があります。次の方法で証明書を参照できます。
ulinit または ulload で -t file オプションを使用して Ultra Light データベースの作成時に証明書情報を組み込む。
trusted_certificate=file ストリームオプションを使用して同期時に外部の証明書ファイルを参照する。
このユーティリティはエラーコードを返します。0 以外の値は処理に失敗したことを示します。
次のコマンドは、remoteA という Mobile Link ユーザの myuldb.udb というデータベースファイルを同期させます。
ulsync -c DBF=myuldb.udb "MobiLinkUid=remoteA;Stream=http;ScriptVersion=2" |
次のコマンドは、myuldb.udb というデータベースファイルを HTTPS を通じ C:\Users\Public\Documents\SQL Anywhere 16\Samples\Certificates\rsaroot.crt 証明書を使用して同期させます。データベースの作成時に信頼できる証明書ファイルがデータベースに追加されなかったため、trusted_certificate=file オプションを使用する必要があります。さらに、Mobile Link ユーザ名は remoteB です。
ulsync -c DBF=myuldb.udb "Stream=https{trusted_certificate=C:\Users\Public\Documents\SQL Anywhere 16\Samples\Certificates\rsaroot.crt}; MobiLinkUid=remoteB;ScriptVersion=2;UploadOnly=ON" |
次のコマンドは、synced.udb というデータベースファイルについて、前回の同期の結果を表示します。
ulsync -r -c dbf=synced.udb |
前回の同期の結果は、次のようにリストされます。
SQL Anywhere UltraLite Database Synchronize Utility Version XX.X Results of last synchronization: Succeeded Download timestamp: 2006-07-25 16:39:36.708000 Upload OK No ignored rows Partial download retained Authentication value:1000 (0x3e8) |
次の例は、CustDB データベースをユーザ名 50 で TCP/IP 接続によってポート 2439 で同期させる場合に使用するコマンドラインを示します。
ulsync -c "dbf=C:\Users\Public\Documents\SQL Anywhere 16\Samples\UltraLite\custdb.udb" "MobiLinkUid=50;ScriptVersion=custdb 12.0;Stream=tcpip{port=2439}" |
次のコマンドは、E2EE とともに TLS 暗号化を使用する方法を示します。
ulsync -c "uid=dba;pwd=sql;dbf=myudb.db" "MobiLinkUid=rem1;MobiLinkPwd=password;ScriptVersion=v1;Stream=tls{host=myServer;port=2439;trusted_certificate=c:\clientcert.pem;e2ee_public_key=c:\e2eepublic.pem}" |
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