setKeepPartialDownload メソッド [Android]

abstract void SyncParms.setKeepPartialDownload(
    boolean c
) throws ULjException

c 部分ダウンロードを有効にする場合は、true に設定します。

デフォルト設定は false です。同期中に部分ダウンロードを有効にして保存する場合は true に設定します。そうではなく、部分ダウンロードを無効にしてエラーが発生したときにダウンロードをロールバックする場合は false に設定します。

Ultra Light で、通信エラーや SyncObserver オブジェクトによるアボートのために失敗したダウンロードを、部分的に再開できるようになりました。Ultra Light は、ダウンロードを受信しながら処理します。ダウンロードが中断した場合は、部分的なダウンロードトランザクションがデータベース内に残るため、次の同期中に再開できます。

Ultra Light で部分的なダウンロードを保存する必要があることを示すには、true を指定します。指定しないと、エラーが発生した場合にダウンロードがロールバックされます。

部分ダウンロードが維持された場合、Connection.synchronize メソッドの終了時に SyncResult.getPartialDownloadRetained メソッドが true を返します。

KeepPartialDownload 同期パラメータが true に設定されていれば、部分ダウンロードを再開できます。部分ダウンロードを再開するには、setResumePartialDownload メソッドを true に設定して、Connection.synchronize メソッドを呼び出します。

別の通信エラーの発生に備えて、KeepPartialDownload 同期パラメータを true に設定しておくことをおすすめします。ダウンロードが省略された場合は、アップロードは行われません。

再開したダウンロードで受信するダウンロードは、最初にダウンロードを開始したときと同じものです。最新のデータが必要な場合は、再開されたダウンロードが完了した直後に、もう一度ダウンロードを行うことができます。

ダウンロードの再開時には、SyncParms クラスで指定される同期パラメータの多くは使用されません。たとえば、Publications パラメータは使用されません。受信するパブリケーションは、最初のダウンロード時に要求したものです。使用する必要があるのは、setResumePartialDownload メソッドと setUserName メソッドだけです。setKeepPartialDownload メソッドは必要に応じて使用できます。

部分的なダウンロードが存在するが、このダウンロードが必要ではなくなった場合は、Connection.rollbackPartialDownload を呼び出して、失敗したダウンロードトランザクションをロールバックできます。また、同期を再試行するときに ResumePartialDownload パラメータを指定しなかった場合は、次の同期が開始される前に、部分的なダウンロードがロールバックされます。

setKeepPartialDownload メソッド [Android]

構文

パラメータ

備考

参照